獺郷で行方不明となっていた80代女性を発見したとして、藤沢北警察署は13日、警察犬2頭を表彰し感謝状とサラミジャーキーを贈った。
表彰されたのはシェパードのカーラ号(雌2歳)とラブラドールのウタ号(雌1歳)。1日の午後3時頃に、認知症の女性が帰宅しないことから、家族が同署に通報し、午後10時頃に2頭が出動。農地の中の茂みでうずくまっている女性を5分ほどで発見した。命に別状はないという。
県警本部鑑識課の井上太科也警部補は「現場に着いた時点でにおいに気づいていたようだった。辺りは暗く凹凸があり、人が捜しても気づけない場所だった」と振り返った。同署の板垣武志署長は「夜は冷え込む季節で、発見が遅れれば命に関わるところだった。高齢化社会で、行方不明者の通報が増えている。警察犬にはこれからも期待している」と述べた。
カーラ号は今年6月から現場入りした。表彰は5回目となる。ウタ号は先月デビューし、表彰は2回目。井上警部補は、「時間をかけて絆を作った。成功すれば褒めてもらえるという体験が大事」と語った。
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