戻る

藤沢 経済

公開日:2024.01.01

「かなしん」平松理事長インタビュー
中小企業の課題解決に伴走

  • 中小企業の課題解決に伴走 (写真1)

 「強くてやさしい信用金庫」を掲げ、地域密着の経営を展開している「かながわ信用金庫」は今年、主たる取引先である中小企業に徹底的に寄り添う伴走型の支援を推し進める。日本経済の浮揚は中小企業の活性化と成長が不可欠であり、事業承継や再構築、後継者の育成などに力を注いでいく。平松広司理事長=写真=に新年の経営方針を聞いた。

* * * *

 ──地域経済の状況をどのように捉えていますか?

 「多くの中小企業が物価高騰や人件費の上昇に苦しんでいます。資金繰りを支えたコロナ融資の返済も始まっており、上手く活用して新市場への参入や事業再構築を果たした企業と課題を先送りしただけの企業との2極化が進むことを心配しています。取引先である横須賀市の企業は、プラスチック部品製造を主力としていますが、製造現場の生産性向上という自社の課題をビジネス化し、スマートフォンで現場業務を『見える化』する管理システムを開発しました。軸足からぶれることなく業態転換を進めている好例です。融資だけが信用金庫サポートではありません。経営課題を理解して解決策を提示するコンサルタント業務が重要性を増しており、これをひとつの柱としていきます」

 ──具体的な手法を聞かせてください。

 「経営サポート部の陣容を拡充させます。中小企業診断士の有資格者を配置するなど、重点部署に人材を投入し、事業の承継や再構築、起業や創業の相談を強化していきます。ビジネスマッチングを通じた売り上げの拡大や経営の合理化などの相談にも応じます」

 ──「かながわ信用金庫」の名称となって10年が経ちました。

 「この間の10年で預金も貸出も利益も以前の倍以上となる成長を遂げることができました。名称変更は神奈川という営業エリアのスケールを打ち出す効果があり、新卒の入庫志願者が大幅に増えました。ここ2、3年は毎年50〜60人を採用しており、人材獲得にも好影響をもたらしています。人材への投資は経営基盤を強化するための戦略であり、サポート重視の『かなしん』の営業スタイルの浸透を図っていきます。金融機関は生き残りをかけた激変の只中にあります。当金庫は、地域の中小企業の課題解決の役割を担うことで存在価値を高めていきます」

藤沢 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

藤沢 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

藤沢 ローカルニュースの新着記事

藤沢 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS