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藤沢 文化

公開日:2026.07.17

広重の絵筆湘南を活写 藤澤浮世絵館で企画展

  • 歌川広重『江の嶋参詣の図』

    歌川広重『江の嶋参詣の図』

  • 同『東海道 七 五十三次 藤沢』(隷書東海道)=いずれも同館提供

    同『東海道 七 五十三次 藤沢』(隷書東海道)=いずれも同館提供

 辻堂駅北口の藤澤浮世絵館であす7月18日(土)から、企画展「広重の藤沢・江の島」が開催される。9月6日(日)まで。

 名所絵師として多くの藤沢宿や江の島などの絵を描いた歌川広重の作品を見ながら、当時の歴史文化に触れる企画で、広重や他の絵師も合わせて約70点が展示される。

 東海道五十三次コーナーのテーマは「広重が描いた藤沢」。広重以前の絵地図である浅井了意の『東海道名所記』や遠近道印・菱川師宣『東海道分間絵図』のほか、広重の『東海道名所 藤沢 遊行寺』など夜や雪景色といった風景から当時の宿場町が見られる。

 藤沢宿コーナーでは、同時期の絵師による広重の描いた藤沢の風景によく似た作品を展示し、保永堂版『東海道五拾三次』シリーズの影響を辿る。三代広重の風景画と豊原国周の人物絵を収めた『東海道一卜眼千両 藤沢 弁天小僧菊之助』などから、当時の広重人気を感じられる。

 江の島コーナーでは、広重以前に遠近法を駆使した北尾政美『相州江嶌風景由井浜地引網之図』などに加え、藤沢市が所蔵する貝細工作品も並ぶ。企画展示コーナーでは、広重『東海道之内江之嶋路 七里ヶ浜 江ノ嶋遠望』など、ヨーロッパから輸入された「ベロ藍」を用いた「広重ブルー」で描かれた湘南の海を堪能できる。

 同館は「広重がさまざまな角度から描いた藤沢・江の島の当時の様子を楽しんでもらえれば」と話している。

 市所蔵の護符も同時に展示。当時の人びとの信仰文化を感じられる。8月23日(日)には、同館運営委員長の鈴木良明さんによる講演会「江島弁才天信仰と護符」も開かれる。参加無料。定員60人で先着順。受け付けは、23日(木)午前10時〜。

 開館時間は午前10時〜午後7時。問い合わせは同館【電話】0466・33・0111。

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