藤沢 政治
公開日:2026.07.24
憲法は「権力縛る檻」 関係構築へ地方議員らが集会
憲法に基づいた政治の実現を目指す地方議員らによる「『檻の中のライオン』草の根プロジェクト2026」の結成集会が14日、藤沢商工会館ミナパークで開かれた。原田建藤沢市議(アクティブ藤沢)らの呼びかけに応じ、憲法入門書としては異例のベストセラー『檻の中のライオン』の著者で弁護士の楾大樹さんが登壇。また講演会を地元で開いたか、今後開く予定がある地方議員や次期選挙立候補予定者との関係構築を目的に、近隣自治体の地方議員や市民約10人が参加した。
楾さんは、長年続けている憲法講演の代名詞ともいえる例え話を交えながら、現在の政治状況に危機感を示した。「ライオン」が国家権力、それを縛る「檻」が憲法に見立てた。憲法を軽視するかのような政治姿勢や次々と強行される法案を「檻を壊す路線」と批判。「主権者である国民が檻(憲法)への関心を失えば、ライオン(権力)は暴走を始める」と警鐘を鳴らした。日本の投票率の低さや政治への無関心の背景には、学校現場での主権者教育の不足があるとも指摘。国民自らの手で政治をコントロールする権利を行使するために「まず教育や日常の対話から変えていく必要がある」と訴えた。
日本の選挙制度に対する不条理も解説した。参院選の合区や一票の格差の見直しが進まない点、他党の擁立状況など個人の努力外の要素に左右される衆院選の惜敗率、高額な供託金が個人の立候補を阻む問題などに言及。これらを「政策以前の民主主義の土俵の問題」とし、現職議員に都合の良い制度のまま放置された現状を改めなければならないと強調した。
草の根のうねり
第一部の講演を受け、第二部ではプロジェクトの発起人である地方議員らが、それぞれの立場から決意を語った。
集会を企画した原田市議は「国会だけでなく、地方議会にも憲法軽視の影響は及んでいる」とした上で、「地方議員こそ『誰が憲法を守り、誰が憲法を壊そうとしているのか』を有権者にきっちりと問う活動をしていくべき」と主張した。
参加者は来年に控える統一地方選挙などを見据え、政党の枠を超えて「日本国憲法に基づく政治を取り戻す」という共通の目的のため、全国の地方議員へ向けてプロジェクトへの参加を広く呼びかけていく方針だ。
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