湘南モノレール株式会社(尾渡英生社長)は7月2日、全線開通から45年の節目を迎え、記念セレモニーを大船駅構内で開催した。尾渡社長は「より一層、地域の発展に寄与していきたい」と話した。
「全線開通45周年記念セレモニー」は7月2日、湘南モノレール大船駅構内で開催された。井手太一鎌倉市観光協会会長やミス鎌倉のほか、藤沢市観光協会やJR大船駅長ら関係者が参加し、くす玉割りが行われた。
尾渡社長は「多くの方の力添えで今のモノレールがある。車両が新型に入れ替わった今、安心安全な運転に努め、より一層地域の発展に貢献していきたい」と意気込みを語った。
式典中、大船駅から出発する車両に「ありがとう45周年」と書かれた記念のヘッドマークがその場で取り付けられ、集まった市民が盛んに写真を撮っていた。
藤沢市在住の三崎雄一郎さん(14)は「45周年だと聞いて駆け付けた。歴史を引き継ぎ、これからも頑張ってほしい」とエールを送った。
昨年から新体制
湘南モノレールは大船―湘南江の島間(6・6Km)を結ぶ懸垂式モノレールで1966年、湘南地域の住宅開発に伴い、三菱重工、三菱電機、三菱商事、京浜急行などの合弁により設立された。1970年3月に大船―西鎌倉駅間(5駅)が開通し、翌年の7月2日、西鎌倉―湘南江の島駅間が開通、全8駅での運転を開始した。
昨年5月には主要株主の三菱重工が進めるグループ再編の一環で、北関東や東北地方で地域交通事業活性化を支援する株式会社みちのりホールディングス(本社東京都、松本順社長)へと株式が譲渡され、グループ会社の一員となっていた。
今後は、同社の持つノウハウを生かした観光客の利用促進や、駅のバリアフリー化、ICカード化などを進め、利用客の増加につなげたいとしている。
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