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「コロナ危機の同級生救え」 再出発をチームで応援

経済

掲載号:2020年5月8日号

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改装のため床にニスを塗る福澤さんと同級生たち(左)、新店舗入り口(右上)、和モダンな内装(右下)
改装のため床にニスを塗る福澤さんと同級生たち(左)、新店舗入り口(右上)、和モダンな内装(右下)

 新型コロナウイルスの感染拡大で危機に瀕するある飲食店を救おうと、店主の同級生たちが立ち上がった。仕事の合間を縫って手弁当で店舗の改装を手伝い、コンセプトやメニューの変更にも協力。店はこのほど、新たなスタートを切った。

 大衆食堂「鎌倉えびす亭」(雪ノ下)は、市内出身の店主・福澤壮介さん(41)が3年前に始めた店だ。鶴岡八幡宮そばという立地もあり、開店当初から多くの外国人観光客でにぎわってきた。

 しかし2月中旬以降、店の売り上げは3分の1程に激減。福澤さんは「初めて存続の危機に立たされた」と嘆く。それでも何とか集客を増やそうと、3月13日から来店客に寄付を募り、休校中の子どもがカツ丼を無料でテイクアウトできるサービスを開始。この突飛なアイデアは評判を呼び、さまざまなメディアで取り上げられた。

「Team鎌倉」結成

 第二小・中学校で福澤さんと共に学んだ同級生たちもニュースを見て店に駆け付けた。近隣で商売する人も多く、「コロナ禍のなか、企業運営の苦しさは他人事とは思えなかった」と市内でフランス語教室を開く久留聰子さんは語る。

 次第に「もう一度、多くの顧客に来てもらえるようにもっと良い店にしよう」という声が上がり、同級生8人で「Team鎌倉」という団体を発足。店は3月30日から臨時休業し、全面改装することになった。

 店舗を設計したのは二階堂にある藤井工務店の藤井圭太さん。昨年の台風被害にあった顧客対応など忙しい日々が続くが、ストックしていた木材等を使い、夜間など仕事の合間を縫って同級生たちと一緒に無償で施工していった。

 内装デザインは小町で美容室を運営する宇留間祐介さんが担当。「通行人に『何の店だろう』と興味を持ってもらえるよう、落ち着いた和モダンな雰囲気にすることを提案した」と語る。

5月2日から仮営業

 店のコンセプトも従来のインバウンド向けから地元の人が集える場へと変え、メニューも50品から30品ほどに減らした。5月2日から仮営業として、鉄火丼やカツ丼などテイクアウトも始めた。

 「大人になってからこうして皆が集い、絆を深められたのは愛されキャラの福澤のおかげ」と幼馴染みの月岡敬太郎さん。福澤さんは「店が多くの人の憩いの場になるよう一生かけて恩返ししていきたい」と話した。

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