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「地域の介護力を高めたい」 (株)アシスタンスが創立20年
市内岡本に事務所を構える株式会社アシスタンスが今年8月に創立20周年を迎える。誰もが住みやすい地域を共につくる「共生社会の共創」を理念に、地元・鎌倉市をはじめとした湘南エリアで介護に関する複数の事業を展開してきた。
介護の学校大船に開設
今春には、大船消防署隣に介護資格の取得ができる学校「介護福祉カレッジ・アシスタンス」を開校した。
「後期高齢者の数は増加し続け、2025年には32万人もの介護職員が不足すると予測されています。これに備えるため、今必要なのが、地域全体の『介護力』を高めることです」。そう語るのは、林秀卓代表だ。
家族のために介護学ぶ人も
「介護力を高める」といっても単に介護職員を増やすのではない。「職員として現場で活躍する方が増えることはもちろん大歓迎。一方で『介助が必要な家族のために知識や技術を』といった市民の皆さんのための学びの場にもなればと考えています」と林代表。
さらに「介護が必要な方の中には『自宅で暮らし続けたい』『入所施設が見つからない』という方もいます。介護の人手不足が予想される中、家庭でのケアの必要性も一段と高まると考えられます」と続ける。
そこで同社が立ち上げたのが、前述の介護の学びの場だ。介護の仕事を始めたい人や家族のケアのためにという人向けの「介護職員初任者研修」と「福祉用具専門相談員指定講習」、有資格者がステップアップするための「介護予防運動指導員養成講座」の3つの講座を開く。
現役職員が「先生」使える技術伝授
講師を担うのは、現場で活躍する同社の職員。合格のためのテクニックではなく、現場を知る人ならではの技術やコツ、対処法、仕事の魅力も含めて伝えていくのが特長だ。林代表も介護予防主任運動指導員や福祉用具専門相談員の資格を持ち、自ら教壇に立つ。
資格取得後のフォローアップ講習も充実。就職先を探している人には、20年間で構築した同社のネットワークを生かし、「信頼できる事業所」を紹介してくれるという。
開校を記念し、8月までにスタートする介護職員初任者研修の受講費用が特別価格の4万円になるキャンペーンも実施。今後は、資格取得よりもさらに受講しやすい市民講座なども開講していきたいと検討中だ。
詳細はホームページ、またはカレッジ【電話】0467・73・8751へ。
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こどもタウンニュースかまくら9月30日 |
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