花菜ガーデン園長に今年2月就任した 小林 三四郎さん 市内在勤 55歳
家族の思い出残す場所に
○…今年2月に園長に就任し、開園10周年の節目を任された矢先、新型コロナの影響で休園を余儀なくされた。延期となっていた記念イベント「ペコちゃんがやってくる」はあす18日から、やっと開催となる。「秋バラのシーズンもまもなくです。やっとお客様をお迎えできてうれしいです」と胸をなでおろす。
○…前職のオリエンタルランド株式会社では東京ディズニーリゾートのホテルやアトラクション、商業施設のPRやイベント企画を担当した。「何もなかった駅前や駐車場に建物ができ、内装が彩られ、最後に草花が植えられる。その過程を見られるのは面白かった。お客様が初めてゲートから入ってくるときは感無量でした」。当時からチーム内のモチベーションを上げるために取り組んでいたメルマガ配信は、同園園長になった今も、園内スタッフに向けて続けている。「新聞や本から抜粋したトピックスを共有しています。最近では、としまえんについて伝えました。あんな風に、家族の思い出のアルバムに残るような園にしたい」と意気込む。
○…同園に来てまず驚いたのは富士山の美しさだ。平塚駅からは景色を楽しみながらクロスバイクで通勤する。「おかげで道にも詳しくなり、内臓のいろんな数値がよくなって、健康になれました」とにっこり。自然豊かな花菜ガーデンは、職場であり、ほっとできる場所でもある。
○…渋谷から2時間の通勤の間に挑戦したのは百人一首の暗記。お気に入りは、散りゆく桜と老いていく自身を重ねた西園寺公経の一首だ。「休園中、管理のために園内を歩いていたとき、桜が満開だった。ふとこの歌が思い浮かびました。来年はたくさんの人に見てもらいたい」と賑わう園内に思いを馳せる。
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