山北町老人クラブ連合会の会長として様々な地域活動に取り組む 岩田 芳明さん 山北町向原在住 74歳
元気活動で健康寿命増進
○…11地区の単位クラブからなり、２２０人が在籍する「山北町老人クラブ連合会」。連合会には体育部、園芸部、教養・旅行部、女性部があり、それぞれに積極的な活動を行う。中でも、地域の園児と交流で行うミニトマト収穫体験や品川区の老人会との小菊を通した交流は山北独自の試み。「堅苦しく考えず、楽しいことはどんどん挑戦していく。そんな楽しい集まりです」と会を紹介する。
○…老人クラブには２０２２年に入会、昨年は単位クラブ寿会の会長を務めた。会長には４月に就任した。「社会福祉協議会の会長を７年務めていたから、２年しか在籍していない自分に大役がまわってきたのかも」と謙遜する。今年度はコロナ禍で活動が停止していた、旅行や他世代との交流なども復活させていく。「我々世代だからこそできて、伝えられることがあります。地域にできることはなるべく行っていきたい」
○…静岡県生まれ。定年までは地元のメーカーに勤めた。３人の子どもは独立し、小６と小２の孫がいるが、遠方のため夏休みなど年に数回しか会えない。「下の男の子は、恐竜が好きなので、今年は一緒に近くの博物館にでかけようと思っています」と再会を心待ちにする。
○…現在は妻と一緒に、妻の実家から引き継いだ農業を行う。「健康寿命が一番大切。山北は自然豊かで、屋外で動いている人が多く、みんなとても元気です」と目を細める。30代半ばで会社の仲間に勧められはじめた尺八が、今でも一番の趣味と言える。現在も琴、三味線と合わせた定期コンサートに出演する。「好きなことをするのが一番です。今後も演奏を続けられるよう健康でいなければ」と優しく微笑んだ。
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