3月21日付で秦野警察署長に就任した 浅田 二郎さん 秦野市在住 58歳
「挑戦せねば、始まらず」
○…秦野署での勤務は2回目。10年前は調査官、今回は初の署長職だ。警察と自治体の連携が深く、ボランティア活動も活発で「良い街だなぁと思っていました。また働きたかったので、辞令が出てガッツポーズです」と笑顔で語る。
○…署員に訓示として伝えたのはスマイル、スピード、チャレンジの3つ。笑顔で明るく市民の信頼を得て、スピード感を持って取り組み、目標を持って困難な課題にチャレンジすること。「為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」を座右の銘に「諦めたら結果は出ない。前例にとらわれず取り組んでいく」と強い決意を示す。特に特殊詐欺の市民の自己看破率の向上、交通死亡事故の防止、山岳対応に取り組む。山岳救助はもちろん、山火事の防止やヤビツ峠でのローリング族対策なども力を入れていきたい考えだ。
○…1985年、小田原警察署交番勤務から始まり、警備警察としてキャリアを積んできた。昭和から平成へ変わる際の「大喪の礼」や「即位の礼」での警備、三里塚闘争(成田闘争)やオウム真理教の一連の事件など、機動隊として歴史に残る事件にも最前線で関わった。「この経験は悪事に対する警察官の正義感を確立させたと感じています」。現在は匿名・流動型の犯罪が増え、昔とは犯罪も変化しているが「対決心を持って取り組んでいく」と話す。
○…歴史が好きで、秦野の史跡や古墳に興味も。野球ではベイスターズファンだとか。秦野に単身赴任中だが、自宅は平塚。もともと秦野は生活圏内なので、買物や春には桜を見に来ることもある。「私も今は秦野市民の一人。市民にとって何がベストか想像力を働かせ、治安維持の責任者として対応したい」
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