秦野 人物風土記
公開日:2026.09.18
秦野市柔道協会の会長を務める 高橋 喜勝さん 南矢名在住 69歳
恩師から継ぐバトン
○…青少年の健全育成や市民の体力づくり、柔道の普及と技術向上を目的に活動する秦野市柔道協会。毎週土曜日、「子ども柔道教室」をメタックス体育館はだの(総合体育館)で開催するほか、大会の運営などを行う。半世紀以上職を務めた前会長・込山英雄さんは恩師であり、秦野高校で顧問と部員の関係だった。込山さんから次期会長として指名を受け、周囲の後押しもあり今年度から会長に。「前に出るタイプじゃないんだけどね」とほほ笑む。
○…秦野市出身。大根中学校まで、柔道の競技経験はなかった。転機は秦高入学後の込山さんとの出会い。身体測定の時に込山さんから柔道部に勧誘された。「あとから聞くと、みんなに声をかけていたらしいんですよ」と苦笑い。当時の秦高柔道部は、県下の公立高校でトップレベルの強豪。厳しい中でも競技と向き合い、現在は四段の腕前だ。
○…大学入学後、OBとしての秦高柔道部への参加や、柔道教室の指導者として関わった。大学卒業後は、秦野市役所に入庁。大会等で市とのやりとりもあるため、事務局として橋渡し役を担った。子ども柔道教室は一度途絶えたものの、総合体育館ができた1996年に再開。「後輩や教え子に声をかけて、もう一度始めたのが今につながっています」
○…柔道は礼に始まり、礼に終わる競技。人間形成を重視し、BBQ等のイベントを交えながら「柔道の楽しさを感じてもらいたい」と指導にあたる。「接触があり危険」といったイメージも変わりつつあり、教室には女子生徒も多い。「毎年6月には秦野武道祭もあります。教室にも気軽に見学に来てもらいたい」。これからも時代に合わせた指導で、秦野の柔道をつないでいく。
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