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中原区 人物風土記

公開日:2015.10.30

第31回東日本女子駅伝、神奈川県代表選手に選ばれた
茅野 珠里さん
西中原中 3年

感謝を胸に「日々努力」

 ○…10月の県中学総体1500m走で優勝し、11月に福島県で行われる東日本女子駅伝県代表の切符を手にした。「尊敬する先輩も出場した、憧れの大会。神奈川チームのためにタスキをつなぎたい」と、意気込む。総体後は腰を痛め、気持ちが沈んでしまったというが、友人からの励ましや家族の支えで、前向きにリハビリに取り組み回復。「みんなのサポートに感謝です」と元気な笑顔をみせる。

 ○…小学校では6年間クラス代表として短距離走のリレー選手に選ばれ、バトンをつなぐ魅力に惹かれ中学では陸上部に入部した。1年の時は短距離走で大会に出場したが、成績は振るわず。顧問の勧めで駅伝に出場したところ、市の大会でチームが1位を獲得。これをきっかけに2年時からは長距離走に転向。県総体の800m走で4位に入賞するなど頭角を現した。「練習を辛く感じることもあるが、先生のメニューと仲間を信じてやっていれば大丈夫」と、周囲へ信頼を寄せ真っ直ぐな瞳で語った。

 ○…「負けず嫌いで年少から補助輪なしで自転車を乗り回してた」と、幼い頃から活発。部活では女子部の部長、学校生活では学級委員長を務め、リーダーシップを発揮。校内の合唱コンクールの際は、クラスに練習を呼びかけ最優秀賞を獲得した。「みんなが協力してくれたおかげ」とはにかむが、後輩のみならず同級生からも慕われている。

 ○…休日は音楽を聴いたり、友人とショッピングを楽しむ一方、「日々努力」をモットーに、30分のジョギングを欠かさない。「陸上で言えばチーム種目の方が好き」と、何事も仲間との協力にやる気がみなぎる様子。長所は「誰とでも仲良くできるところかな」と話し、「夢とかはまだないけど、人との関わりを大切にできる仕事に就きたい」と笑顔。走者の想いが込められたタスキをつなぐように、周囲への感謝をタスキに込め、輝ける将来の自分へと繋げていく。

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