長谷川牧場 乳牛のミスコンで2位 「モ〜」一歩及ばず
乳牛の体型の美しさを競う品評会「第41回神奈川県ブラックアンドホワイトショウ」が3月24日、綾瀬市の県家畜集合センターで開催され、長谷川牧場(辻堂元町)の乳牛「バージニア・ダミオン・レイ号」が、未経産(出産したことがない)の部で2位を受賞した。
同品評会は、生年月日や出産の有無によって14部門ごとに毛並みや足・腹のバランス、背線などを審査するもの。県内から計107頭が出品された。
若き酪農家が奮闘
ショウに向けて1日も休むことなく、乳牛の体調や体型管理、毛の手入れなどを行ってきたのは、同牧場3代目・長谷川勇輔さん(26)。幼い子どもをおぶった妻と二人三脚で、牛の世話にあたっている。昨秋の「県乳牛共進会」同部門では、今回と同じ乳牛・レイ号をグランドチャンピオンに導くなど、若き酪農家として日々奮闘している。
「4月上旬に出産を控え、コンディションは良くなかった」というレイ号。美しいプロポーションを保つために、回転運動器を使ったウォーキングを行うなどして良好な状態に仕上げた。優勝には一歩及ばなかったが、ミスコン王者の実力を見せつけた。長谷川さんは「コンディションを整えるのが大変だったが、毎日の苦労が報われて嬉しい。これからも若い力で都市型酪農を活気づけていければ」と話した。
同牧場では、1日当たり1000ミリリットルの牛乳パック900本に相当する量を工場に出荷。加工された牛乳は県内で流通されている。
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