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青葉区 文化

公開日:2026.07.09

元石川高放送部 爆笑さらうラジオ 自作ドラマで全国大会へ

  • 1位獲得を喜ぶ奥木さん

    1位獲得を喜ぶ奥木さん

 第73回NHK杯全国高校放送コンテストの神奈川県大会が6月13日、14日に行われ、元石川高校放送部の奥木隼人さん(3年)が「創作ラジオドラマ部門」で1位に輝いた。奥木さんは7月20日から東京都で開催される全国大会に出場する。

 同コンテストは、研究主題「私たち高校生と放送」に沿って、高校生が放送活動の内容や技術を競うもの。アナウンス、朗読、ラジオドキュメント、テレビドキュメント、創作ラジオドラマ、創作テレビドラマの6部門と研究発表があり、各上位入賞者には全国大会の出場権が与えられる。

 創作ラジオドラマ部門では、出場者は8分以内のラジオドラマを制作。ストーリーや演出、演技、編集技術などが審査される。ラジオの特性をどのように生かせるかが肝だ。今年は13作品がエントリーした。

 奥木さんの作品『1秒でも早く』は「終業式タイムアタック」がテーマのコメディ作品。校長挨拶や表彰披露など長引く終業式を「いかに早く終わらせるか」を競う“強豪校”たちを、ユーモアたっぷりに描いた。

定石破りの自信作

 社会派でメッセージ性の強い作品が多いNHK杯で「コメディは正直賭けでした」と奥木さん。昨年、王道の社会派路線で結果が出せず、自分が本当に作りたいものを見つめ直した。「やっぱり、面白い作品で聴く人を笑わせたい」と脚本を書き上げたのは締切3週間前。「勉強そっちのけ。役者(部員)と推敲を重ね、みんなの力で作り上げた」と振り返る。

 審査員からは「アイデアがすばらしい」と絶賛の声。飽きさせない展開や音響演出のスキルが評価された。「拍手や歓声など音響を自作し、音の使い方には特にこだわった。業界のプロの方々に認められ、うれしくて泣きそうだった」と奥木さん。「『メッセージ性はないよね』ってツッコまれましたけど」といたずらっぽく笑った。

 奥木さんは入部以来、ラジオ作品を中心に活動している。「表現次第でどこでも行けて、誰にでもなれて、何でもできるのがラジオの魅力。声と音のみだけど世界観は無限大」と語る。作品のブラッシュアップも終わり、全国大会に向けて準備は万端。「全国でも大爆笑をかっさらえれば最高!」と目を輝かせた。

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