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荒川家家臣の会 「殿様の屋敷跡を後世に」 小山町に記念碑完成

文化

掲載号:2020年3月19日号

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完成した記念碑と家臣の会
完成した記念碑と家臣の会

 恩田川沿いの梨畑(小山町624)脇に16日、関ヶ原の戦い以前から譜代として徳川氏に仕えた直臣の武士・荒川長兵衛重世の屋敷(陣屋)があったことを示す「小山村殿様荒川氏陣屋跡記念碑」が完成した。

 関東一帯に勢力を持っていた小田原北条氏は天正18年(1590)、豊臣秀吉の大軍の前に降伏し、代わって関東に入ったのは徳川家康。家康は新領国の関東に入ると家臣団や直轄地をどう分布・配置するかという知行割を行った。

 記念碑には、徳川氏に仕えた直臣の武士・荒川長兵衛重世の屋敷が現在の小山町にあったことが記されている。

 記念碑建立については、屋敷跡は旧恩田川を掘にするような形で残っていたが、昭和38年から行われた河川改修工事により、跡地を東西に横断する形で分断されてしまった。「荒川家家臣の会」代表の落合清治さんらの高齢化もあり、「後世に小山の歴史を語り継ぎたい」という思いで、2年前から記念碑建立の計画を進めてきた。

 同記念碑を監修した郷土史研究家の相澤雅雄氏によると、武蔵国都筑郡小山村は天正19年(1591)、同国橘樹郡江ヶ崎村(現・鶴見区江ヶ崎町)とともに、譜代の旗本荒川長兵衛重世の知行地(年貢の徴収権を認めた土地)となり、荒川氏は小山村を本貫として両村を合わせて400石を支配したと伝えられている。また、小山町内にある保壽院は「新編武蔵風時稿」によると、重世の母追福のために文禄年中に創建したとされている。

 家臣の会は7人で構成されており、屋敷跡付近に居住。小山町の落合(宮の脇)・小松(鍛冶屋)・篠原(糸屋)・佐藤(高島)と新治町の荒井(酒屋)の先祖は、重世の生国である三河(愛知県)時代から荒川家に仕えてきた家来。重世とともに小山村に来住したと伝えられている。重世は元和6年(1620)5月8日に享年55歳で死去し、同寺に葬られた。

 同会代表の落合清治さんは、「子どもの頃から親から荒川氏陣屋の話は聞かされてきた。言葉で語り継ぐのは難しいが、これで後世に残せる」と笑顔を見せた。

 また、区の担当者によると記念碑は今後「緑区遺産」に登録される予定だという。

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