戻る

鶴見区 コラム

公開日:2022.11.10

連載コーナー
横浜とシュウマイと私
「なぜ『醤油+辛子』なのか」

 崎陽軒をはじめ、ほとんどのシュウマイについてくる「醤油」と「辛子」。それをつけて食べることに、ほとんどの方がなんの抵抗も感じないでしょうが......実は、シュウマイのルーツである中国では、何もつけないのが一般的。では、日本ではいつ、誰がはじめたのか?残念ながら、私の著書『シュウマイの本』(2021年12月)でも、諸説には行き着いたものの、明確な答えは見つかりませんでした(情報のある方、ぜひご一報を)。

 しかし、全国のシュウマイを1100種類食べてきた経験から言うと、そもそも醤油と辛子をつけなくても、シュウマイは十分美味しいです。むしろ、その本質を隠さずに味わうことができる食べ方だといえます。そして、醤油、辛子それぞれ単体でも美味しい。むしろ、醤油だけ、辛子だけが好みという人も出てくるぐらい、完成度は高いです。

 最近のシュウマイトレンド(?)では、醤油も辛子もつけず、多様なつけだれの提案も目立ちます。その先駆者といえば「シュウマイ第七世代」の代表である「野田焼売店」。ここではにんにく醤油、ポン酢、チリマヨ、パクチー......などなど、さまざまなつけだれをいち早く提案。これがまた、シンプルなシュウマイに合うのです。一方で、他のつけだれを試すと、王道「醤油+辛子」の完成度の高さも実感できます。そんなわけで、ぜひ一度「醤油+辛子」ではない食べ方、試してみてください。

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    鶴見区 コラムの新着記事

    鶴見区 コラムの記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS