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鶴見区 人物風土記

公開日:2023.09.14

正行寺の住職で、鶴見区仏教会の会長を務める
白石 隆弘さん
駒岡在住 59歳

  • 白石 隆弘さん (写真1)

地域と生きる相談役に

 ○…鶴見区内の全宗派32寺院で構成される、鶴見区仏教会の会長に今年5月に就任。同会は釈迦の生誕を祝う「花まつり」や婦人会の灯篭流しなど、毎年恒例の行事を行っている。7月に行われた灯篭流しでは大役の導師も務めた。初めての会長になり「通年の行事を行いつつ、若い世代への交代準備なども行っていきたい」と意気込む。

 ○…駒岡で生まれ、ほとんどの時間を鶴見で過ごしてきた。上末吉小学校に入学するが、1年生の2学期に同校分校(現駒岡小学校)に転校。「今の校舎と違って1棟しかなく、連日工事の音の中授業を受けていた」と笑顔で振り返る。学生時代は仏教について学びを深め、大学で住職になるための資格を取得。卒業後は父が住職を務めていた駒岡の正行寺の副住職となったが、「当時はジープやジムニーなどが好きで、一度は車に関係する職に」と最初は民間企業に就職。3年間、新車販売の営業などに汗を流した。その後徐々に同寺の仕事に従事することが増え、41歳で住職を引き継いだ。

 ○…妻と3人の息子と暮らす。「もう3人とも成人していますが、中学生の頃までは毎年夏休みに家族で旅行をした」と懐かしむ。自身は子どもの頃に家族旅行をした経験がほとんどなく、「自分の子どもには同じ思いをしてほしくなかった。毎回意地でも連れていこうと必死だった」とほほ笑む姿は父の顔だ。

 ○…コロナ禍では恒例の花まつりも関係者のみで行うなど、まだ完全には地域との交流が戻っていない。「機会は少ないので、以前のような参加型のものに戻せると嬉しい」と柔らかい物腰で語る。「お寺は地域に一つはあるもの。堅いイメージもあるが、何でも話せる地域の相談役になることを目指したい」

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