■川崎青年会議所(川崎JC)
市内の若手経営者らでまちづくり活動に取り組む同団体。稲葉翔理事長はスローガンに掲げた「きっかけ〜次代(つぎ)なる川崎へ」を踏まえ、「若者が住みたくなるまちづくり、未来の担い手の子どもたちの成長のきっかけづくりに力を注ぐ」と力説。JCが川崎にとって必要とされるように、規約の変更など含め、時代に即した団体づくりを目指すことにも言及した。(1月9日、川崎日航ホテル)
■中原区諸団体合同
区内で活動する各団体の関係者を前に、主催者代表であいさつに立った中原区町内会連絡協議会の内田治彦会長は、「昨年は中原区制50周年を区全体でお祝いでき、4年ぶりに区民祭を盛大に開催することができた。今後も各団体・行政・企業が一致団結し、地域の絆を深め安心安全の街づくりにまい進したい」と意気込みを見せた。板橋茂夫中原区長は「昨年はさまざまなイベントを行うことができ、区民の笑顔を見ることができたのも、諸団体の方々のご協力があってこそ。引き続き多くの区民にイベントなどに参加してもらい、つながりや安心を実感してもらえたら」と思いを込めた。(1月10日、ホテル精養軒)
■中原区商店街連合会
関係者ら40人ほどに人数制限した会場であいさつに立った柳沢正高会長は景況感に触れ、「コロナが収束せず原油高騰などの影響で厳しい経営環境だが、商連かながわが商店対象に実施した実態調査では約2割が回復傾向にあるようだ」と報告。イベントやセールを再開する商店街も増えているとし、地域経済の上向きに期待を込めた。市が昨年電子化で発行した川崎じもと応援券の第3弾については、「中原区内では11月末までに9億円超の利用があった」と評価。昨年新たに開設した同会のホームページで企画した買い物ツアーなども成果に挙げ、「今年も地元の消費者にお得な情報を届けていく」と力を込めた。今年に入り発表された第11回かながわ商店街大賞で、モトスミ・オズ通り商店街が優秀賞に選ばれ「SDGsの取り組みが評価され、うれしいニュース」とたたえた。(1月13日、ホテル精養軒)
■原典之市議
スポーツなど市民が活躍した昨年を振り返りつつ、市政の展望に目を向けた原氏は、「政令市で最も二酸化炭素を排出する産業都市・川崎を、24年の市制100周年を契機に脱炭素のまちに変えなければならない」と強調。全国都市緑化かわさきフェアではシティセールスの必要性も示した。
議員12年間の主な活動として、消防力の向上、等々力緑地再編整備、小杉駅周辺再開発を挙げ、復活を願い署名活動を行ったプールの設置が盛り込まれた東急主導の再編整備に期待を込めた。小杉駅前ペデストリアンデッキ構想の実現、太陽光パネル設置義務の条例化、市が目指す特別市に対する議論の必要性にも触れ、「幅広い世代が暮らせるまちに」に誓いを込めた。(1月15日、市コンベンションホール)
■川崎市商店街連合会
創立70周年記念祝賀会・賀詞交歓会に、市内7区商連の役員や来賓ら約100人が出席。あいさつに立った柳沢正高会長は70年の歴史を振り返り、「先輩方の努力の積み重ねがあって今がある。この先も、先代が築き上げてきた思いを汲み、地域や市民から必要とされ、顧客のニーズに応えていく団体で在り続ける」と決意を込めた。
福田紀彦川崎市長は「過去厳しい状況に直面しても、いつも商いの精神で乗り越えてきたからこそ今があると思う。賑わい、生活の拠点、交流の場として、デジタル化の時代でも前向きに進んでほしい」と祝辞を述べた。(1月16日、ホテル精養軒)