新型コロナウイルスの影響で延期となっていた東京2020オリンピックの聖火リレーが6月28日から30日にかけて、神奈川県内で行われる。県の推薦により麻生区在住の小泉京美さん(61)がランナーに選ばれた。
小泉さんが走るのは、6月29日(火)。場所は相模原市内。「走ることで感謝の気持ちを伝えたい」と抱負を語る。
元キャビンアテンダントで、現在は相模女子大学学芸学部英語文化コミュニケーション学科の教授を務めている小泉さん。学生たちにキャリア教育を行う中で、エントリーシートの見本になればと応募したことがきっかけ。シドニーオリンピックに出場する選手たちをアテンドしたこと、大学で学生たちと海外に車いすを寄贈するプロジェクトを行っていることをエントリーシートに記入。そうした実績が評価されて今回、聖火ランナーに選ばれた。
「うれしかった。一生のうちに自国でオリンピックが行われることは滅多にない。そこに自分が参加できるのは名誉」。そう顔を綻ばせる。コロナの影響で辞退者が相次ぐ中で「やらないという選択肢もあると思う。でも国が開催を決めたのであれば、どうやったらやれるのか集中すべきだし、ベストを尽くしてほしい」と思いを語る。
当日に向けて、日々トレーニングを重ねる。「車いすの寄贈に協力してくれている人たちにも感謝を伝えたいし、それがパラリンピックにもつながることを知ってもらいたい。学生たちにも元気を届けることができたら」と意気込みを語る。
なお、聖火リレー、ランナーが川崎市内を走行するのは6月30日(水)。等々力競技場をスタートし、武蔵中原駅手前までを走行。プロ野球・横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス前監督、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」らが走る予定。
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