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麻生区 人物風土記

公開日:2023.07.07

公益社団法人川崎西法人会の会長に6月に就任した
田村 精一さん
多摩区中野島在住 62歳

関係深め、地域を楽しく

 ○…麻生区と多摩区の約1200社が加盟し、企業支援や地域貢献、会員交流に注力する川崎西法人会の会長に就任した。「ほとんどの会員が地元の企業。日頃から関係を良くし、意思の疎通を図ることが大事」。だが、この3年余りのコロナ下で会員間のつながりは希薄化を余儀なくされた。大船団の舵取りにあたってまずは、「会員同士が顔を合わせる機会を増やし、信頼関係を築いて組織を活性化させたい」と抱負を述べる。

 ○…中野島の米店「田村屋」の4代目として出生。梨畑や水田でセミやカエルを捕まえ、駅前の通りに打ち水をした幼少期を懐かしむ。時代とともに変わりゆく故郷を思い、先人の句をもじって「昭和は遠くなりにけり」と少し寂しげにおどけてみせるも、「自然は残っているし、住みやすく良いまちに変化している。一生住んでいたい」と地元愛を隠さない。

 ○…大学卒業後まもなく父が他界し、家業を継いだ。米店を法人化して(株)田村屋を立ち上げ、中野島でコンビニ経営にも着手。2人の弟と共に地域密着型の事業を展開し、加えて多摩区内でパチンコ店「BANBAN」を運営するプライムコーポレーション(株)を設立。現在、両社の社長を務め、多角的経営に手腕を振るっている。

 ○…「自分が住むまちを良くしたい」と川崎商工会議所で1号議員、多摩区商店街連合会や暴力団等排除協議会で副会長を務めるなど地域活動にも労を惜しまない。多忙を極める中、コロナ下で始めた動画配信サービスの映画やドラマ鑑賞が息抜き。大好きなゴルフの練習も欠かさない。「いつも楽しく、もっと楽しく」をモットーに、「楽しくなければ続かないから」と微笑む。地域愛溢れるリーダーの楽しみな組織づくりが始まった。

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