相模原市青年工業経営研究会(青工研)の2022年度会長を務める 南 篤史さん 小山在住 41歳
逆境をチャンスに変える
○…相模原商工会議所の下部組織で、工業系の若手経営者が相互研鑽する青工研の43代会長に就任した。コロナ禍や緊迫する世界情勢による原材料の高騰などで経営危機にひんしている業界だが、「困難の中でこそ活路を見出したい」と前を向く。スローガンは「チャンス到来」。変化の激しい社会でどのように役に立ち活躍するか、「成果にこだわる1年にしたい」
○…生まれは福岡だが父が家業を継ぐのを機に相模原に移り、星が丘小、上溝中、相模原高校で学び「相模っ子」として育った。青工研に入会したのは他社での修業から戻り祖父が立ち上げた「ミナミ工機」に入社してすぐの11年前。一営業マンとして「経営者の考えを知りたい」と門を叩くと、仲間のために厳しい言葉をぶつけ合う会員の姿に「ここなら自分を高められる」と確信した。入会後は「やるからには会長に」と、向上心をむき出しに委員会や理事職などを担い、挑戦を続けてきた。
○…夢中になってサッカーに打ち込んだ少年時代。今もフットサルサークルに所属し、休日はグラウンドで汗を流す。「スポーツはいろいろな人との交流を広げてくれる」と笑顔。休みが重なれば気心の知れた会の仲間とゴルフに出かけてリフレッシュする。
○…目下の課題は会員の増強。解決のためには各メンバーが魅力的であることが不可欠だと考え、それぞれが進む道で一目置かれる存在となることを目指して「顔になれ」を統一テーマに据えた。「『オンリーワン』な存在になることが中小企業にとって重要。会員が減少している現状を、新しい青工研を作り上げるチャンスに変えたい」。新たな挑戦と改革に、やる気がみなぎっている。
|
|
|
|
|
|