さがみはら中央区 教育
公開日:2025.10.02
こども川柳
表現力 自然体験が土台
秀逸 谷口小4年・田中さん
9月26日発行の小学生向け地域情報紙「こどもタウンニュースさがみはら版2025年秋号」(株式会社タウンニュース社発行)の川柳コーナーで秀逸に選ばれた、谷口小学校(南区上鶴間本町)4年の田中一華さんに話を聞いた。
田中さんの句は「暑すぎて小さくなって冷凍庫」。「行ってみたいところ」というテーマに対し、今年の酷暑を背景に「人形のように小さくなって冷凍庫に入る」という子どもらしい発想を表現した。田中さんは「部屋でエアコンが効くまで暑かったことを思い出しました。冷凍庫を開けて涼んだこともありました」と振り返る。日常で思いついたことを紙に書きとめ、選りすぐりの5句を投稿。その中から今回の一句が選ばれた。「夕ご飯を食べながら考えました」とおどけて笑う。
川柳に親しむきっかけは、数年前に見た川柳を題材にしたアニメ。「自分も詠んでみたい」と思ったのが始まりだという。もともと読書好きで、漫画『ちはやふる』を一気読みして百人一首に熱中したこともある。最近は絵を描くことにも夢中で、「何時間でも」と母の聡子さんは話す。
両親の教育方針でキャンプなど自然体験に親しんできた一方、幼い頃から空想好き。今回の句も「自分が小さくなる」という豊かな想像力が生かされている。「例えば小説に森が出てきたとき、実際に森へ行った経験があるかないかで描く森は違うと思います。これまでの自然体験が表現力の土台になっているのでは」と父の章(あきら)さんは分析する。
今回の受賞について章さんは「一等賞は気持ちがいい。この気持ちを忘れず、好きなものに突き進んでほしい」とし、聡子さんも「表現が認められてよかった。良いところを伸ばしてほしい」と喜んだ。
なお、田中さんの将来の夢は漫画家。
ピックアップ
意見広告・議会報告
さがみはら中央区 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












