戻る

さがみはら中央区・緑区 社会

公開日:2026.08.20

水俣病公式確認から70年 相模原で8月から上映会など連続企画

  • チラシを持つ田嶋代表

    チラシを持つ田嶋代表

 水俣病が公式確認されてから今年の5月で70年が経った。熊本県水俣市から遠く離れた相模原市内で、8月から来年2月にかけて水俣病に関連する映画の上映会などの連続企画がある。主催は「水俣」を子どもたちに伝えるネットワーク。会場は全てキチカ(南区相模大野3の23の2パークハイム渋谷地下1階)。企画は次の通り。

 ▽8月22日(土)/沖縄県でのPFAS問題を扱った新作映画『ウナイ 透明な闇PFAS汚染に立ち向かう』の上映。午前10時、午後2時、午後7時からの3回。字幕・音声ガイドあり。参加費1000円▽10月23日(金)・24日(土)/水俣病患者を題材にした石牟礼道子氏の小説を原作とする芝居『天の魚(いお)』の上演。23日は午後7時から、24日は午後3時から。字幕や視覚障害者向けに開演前の舞台・衣装ガイドあり。参加費2500円▽12月13日(日)/水俣の美しい自然を描いた小説を原作とする芝居『椿の海の記』の上演。午後1時から。字幕・音声ガイドあり。参加費3000円▽2027年2月11日(木・祝)/映画『水俣一揆 一生を問う人びと』の上映。午前10時30分からと午後3時から。字幕・音声ガイドあり。映画鑑賞費1000円、午後1時30分からのトークは500円

 いずれも申し込みは担当【携帯電話】090・1603・0686へ。

「じゃなかしゃば」

 主催団体は27年にわたって相模原で活動を続けている。田嶋いづみ代表に話を聞いた。

 団体名の「水俣」にかぎかっこが付いているのは「その中にあなたのまちの名前を入れてほしい」という思いがあるから。中心メンバーに当事者はおらず、田嶋代表は「それを理由に誹りを受けることもあるし、当事者でないことを常に忘れてはいけない」としつつも「事件はとても普遍的な価値を内包している」と力強く語る。

 田嶋代表によればその価値とは「命の尊さ」「人の命が独立しているのではなく食物連鎖の中にあるという命の位置」など。「水俣病は患者と同じ時代、同じ国を生きている人みんなの問題。なぜ事件が起きたのか、私たちだったらどうするのかを考え、まちづくりにつなげる必要がある」

 「じゃなかしゃば(娑婆)」という言葉がある。「そうでない社会」という意味で、水俣病が発生した本質を捉え、同じ悲劇が起こらないようにした社会を指す。田嶋代表はじゃなかしゃばを作るため、ここ相模原で水俣病のことを伝え続けている。「ようこそ、水俣」と田嶋代表は相模原市民にラブコールを送る。「水俣病には暗いイメージがあるけど学びは希望に満ちている。人のつながりや命の尊さを自分の中に据え、このまちで一緒に生きましょう」

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

もっと見る

もっと見る

さがみはら中央区・緑区 人気記事ランキング

  • 前日
  • 1週間
  • 1か月

もっと見る

もっと見る

もっと見る

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの新着記事

さがみはら中央区・緑区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS