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さがみはら中央区・緑区 文化

公開日:2026.10.28

15年の調査を1冊に 相模原台地の湧水・地下水を研究

 市内で湧水などの調査を行っている市民団体「相模原市自然環境観察員湧水部会」がこのほど、2010年から続けてきた湧水や地下水と周辺環境に関する調査をまとめた冊子「相模原台地の湧水と地下水」を出版した。

 同会は相模原市が位置する相模原台地に点在する湧水地を調査。湧水量の増減や枯渇、水質などを毎月1回現地で調査をしてきた。集めた情報を基に、地球温暖化や気候変動について、湧水・地下水の視点から研究。同会の井口建夫さんは「地元への興味から始めた湧水の調査。今回の冊子は現地に定期的に行き、実際に水を汲みその様子を捉えた『市民科学』の集積である」と話す。

学会発表を経験

 これまでの研究成果が認められ9月、岐阜県で行われた日本水文科学会に、神奈川県温泉地学研究所の宮下雄次所長の推薦で、一般公開企画としてポスター発表を実施。「過去60年間の相模原台地の湧水量の推移」などの記録を市民科学として示した。

 同会の亀崎誠さんは「市民だからこそ実地調査を続けることができた。学術的な会にも出席できたことはうれしく思う」コメントした。

 今回編さんした冊子は、論文形式で300ページ超。冊子とポスターは市立博物館(中央区高根)で11月21日(土)・22日(日)に開催される学びの収穫祭で展示されるほか、市立図書館(中央区鹿沼台)で閲覧することができる。

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