2013年の年頭を飾る企画として、本紙では石阪丈一町田市長に新春インタビューを行った。石阪市長は市民と共に広く町田市の魅力を創造し、発信するシティプロモーションの計画を進めていきたいなど抱負を語った。
―昨年を振り返って感想をお願いします。
「昨年7月に新庁舎が完成したことが大きいですね。市内各地にちらばっていた庁舎を統合することで、市民の皆さんにも事業者の方にも一つの場所で用事が済むようになり、便利になったと思います」
―どのようなサービスが実現できましたか。
「市民の皆さんにとって手続きなど1、2階で全てできるようになりました。また来庁された時の第一印象が、気持ちの良い空間になったと思います。また張り紙を禁止し、情報提供は対面での提供を心掛けています。受付などで聞いていただければと思います。今後は、1階のスペースやイベントスタジオを有効に活用できるように検討していきます。
「起業支援で産業振興を」
―ほかにもありますか。
「FC町田ゼルビアがJFLに降格してしまったことですね。とても残念ですが、今年はまたJリーグに昇格してくれると思います。また一緒に喜びたいですね。鶴川に新しく『町田市文化施設・和光大学ポプリホール鶴川』ができ、皆さんの文化・芸術の拠点となってもらえれば」
―2013年の主な施策を教えてください。
「事業者の起業を支援するための施設の整備を進めます。起業を目指す人のために民間企業と協力して支援する予定です。民間企業からの指導者が派遣され、より実践的な支援をすることが出来るでしょう。産業振興を後押しできるようにしっかりやっていきたい。また町田市の魅力を内外に発信していくために『シティプロモーション』基本方針の策定を進めます。市民が愛着を持ち、市外からも人々をひきつけるまちにしようという事業で、町田市の魅力の発信だけでなく、魅力の開拓、育成も行っていきたい。ポイントは『私はこう思う』というような市民の皆さんの声を取り入れて、行政だけでなく、皆さんの考えが入らないと魅力的なものにはならない。町内会・自治会の会長自身が町田の魅力になってもいいし、町田から富士山が見えるのはご存じだと思うが、南アルプスの北岳が見えることはあまり知られていない。そういったことも魅力になるのでは。何度も言いますが、この事業は市民の皆さんの参加を得て進めることが大切です」
―ほかにもありますか。
「今年度、来年度にかけて忠生市民センターの改修を行います。駐車場も広げ今まで以上に駐車スペースを増やします。また図書施設も充実します。ここでも乳幼児健診ができるようになり、お子さんを持つ保護者の方には、より便利になるのではないでしょうか。ほかに2月には市立陸上競技場も完成します。ここでは今年行われるスポーツ祭東京(=国体)でサッカーの会場にもなります。また昨年から高校野球の地区予選の会場になった小野路球場に電光掲示板が設置されます。利用する選手から『自分の名前がないのはさびしい』と言われていましたので、喜んでもらえると思います」
―FC町田ゼルビアへの今後の支援について教えてください。
「ゼルビアと連携して、観客を集めることがメインになります。試合の周知やイベントの開催などを考えています。ゼルビアとアイデアを出し合い、バックアップしていくつもりです」
―最後に市民にメッセージをお願いします。
「今年はスポーツ祭東京があるので、全国から多くの人が来られます。『おもてなしの心』で迎えて欲しいと思います。また市民の皆さんには新年を機に、夢・希望を一つ決めて追い続け、充実した一年にしていただければ。皆さんにとって良い年になりますように」
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