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公開日:2026.07.16

町田市 「AIでごみ診断」試行 市民の分別向上目指す 

  • 写真をもとに分別方法を判定してくれるシステムの画面

    写真をもとに分別方法を判定してくれるシステムの画面

 町田市は8月からAIを使ったごみ分別支援システムの実証実験を始める。スマートフォンなどで撮影したごみの写真をメッセージアプリ「LINE」で送るとAIが分別方法を判定してくれるもので、市民の分別精度の向上とごみの捨て方に関する問い合わせを減らすことにつなげたいという。

 このシステムは市の公式LINEアカウントを「友だち登録」して使用する。写真判定のほか、ごみ収集袋の販売店や回収場所のマップ検索、地区別収集カレンダーなどの情報も得られ、20カ国語対応の多言語機能も備える。災害時は仮のごみ置き場の検索もできる「災害モード」に切り替わるという。一方で分別クイズでポイントが付く「ゲーミフィケーション」機能も加える予定といい、市環境資源部の担当者は「市民がごみの分別を楽しく継続できるものにしたいと考えている。環境イベントの特典との連動も検討しているところ」と話す。

 この実証実験は国立大学法人電気通信大学(調布市)やAIシステムの開発などにあたるBorzoi AI株式会社(千代田区)との産学官連携の事業で、今後は市民らで構成される「ごみ減量サポーター」約200人が8月から試験運用し、その意見を反映したうえで10月から一般公開する予定という。

市職員の負担増

 実証実験の背景にあるのが、市職員の負担増加だ。市内では今年の4月から全域で容器包装プラスチックの分別収集・資源化を始まったが、分別により、ごみの減量効果が見られた一方で、出し方に関する問い合わせが4月には前年度のおよそ2倍にあたる約1400件にのぼり、収集時間の問い合わせも約400件から約1200件と3倍にふくらんだという。

 市の担当者は「他自治体で活用されているこのシステムを使用し、市民の分別精度を向上させたい。そして、出し方に関する問い合わせを減らすことができれば」と話している。

収集車も

 市はこの実証実験と並行し、ごみ収集業務のデジタル化にも取り組む。委託業者の収集車にタブレットとスマホを搭載し、GPSで走行状況を市がリアルタイムに把握できるようにする。

 「ごみ収集車がまだ来ない」といった問い合わせへの即時対応や、熟練作業員のノウハウをデータ化し新人育成につなげていきたい考えといい、こちらも27年3月末まで効果を検証する予定としている。

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