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町田 人物風土記

公開日:2019.01.31

町田市まちだ名産品のれん会の新しい会長に就任した
岡 健司さん
玉川学園在住 52歳

“町田ブランド”を全国区に

 ○…市民の郷土意識を高め、市内商工業の発展への寄与を目的に認定される「まちだ名産品」。学識経験者等で構成する推奨委員会が2年ごとに認定し、2018年で18回目を迎えた。今回、認定商品は過去最高の62品目。昨年11月に開かれた総会で投票により会長に決まった。最初に思ったのは「自分でいいのかな」。のれん会は昨年10周年を迎えた。自身は入会して5年目だが、幅広い人脈とフットワークの軽さで着実に関係を築いてきた。

 ○…まちだ名産品自体は35年以上の歴史がある。しかし知名度は、まだまだと言える。「ただし、この10年間で随分と変わってきた。それは、のれん会ができたからだと思う」。春と秋に開催している市役所での販売会も、自分の経験値を生かして秋からは変化をつけたいと意欲を見せる。

 ○…40歳を過ぎたときに商売をしたいと思い立ち、IT関係の仕事を辞めた。コーヒー豆の焙煎店を始めたのは商品を右から左へ流すのではなく、自分がきちんと関われるものだから。「焙煎する人によって味が違う不思議さとそれが評価される点が面白い」。軌道に乗るまで苦労したが、外に出て人と会うことで糸口を掴む。今ではさまざまなオリジナルブレンドを出し、その評価はうなぎ上りだ。2年前から市民劇団に入り舞台に立つ。「仕事と違う世界にいることで、いい切り替えができる」

 ○…近年、認定を希望する事業者が増えている。「嬉しい反面、名産品に認定されたから即もうかるというものではない」と厳しい見方もする。名産品として機能するためには、町田市の人たちが「これが町田土産だよね」と気軽に手にしてもらうことが大事。いつの日か“町田ブランド”として全国区になるよう、のれん会として前に出て自分たちの力で広めたい。

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