「来年、オリンピックがやってくる!」――。町田市内がコースの一部となっている2020年東京オリンピック競技大会自転車競技ロードレースのテストイベントに合わせて7月21日(日)、コースが通る堺地区(小山ヶ丘・小山・相原町)では関連イベントが開かれる。地元主導でオリンピック・パラリンピックへの機運を盛り上げる。
本番さながらのレースが見られる機会に地元の機運を盛り上げようと、町田商工会議所堺支部、町田市農業協同組合(JA町田市)堺支店、町田市観光コンベンション協会の3団体が共催で「自転車ロードレースを応援しよう2019in町田 堺」を開催する。地元の人に世界大会の凄さを間近に体感してもらい、市内外から観戦に訪れる人たちに地元の魅力を伝える狙いだ。
会場となるJA町田市堺支店(相原町675)では「JAさかい発、世界へ向けた町田産やさいdeおもてなし」と称して、地元の新鮮な夏野菜や加工品を販売する。午前10時〜午後3時。
当日はサレジオ工業高等専門学校の学生が企画し、デザインした自転車用のマップを無料配布する。初めて町田市に足を運ぶ人に向けて休憩スポットや駐輪スペースがある店舗など、自転車に乗る人に便利な情報が網羅されている。
また、浴衣姿で一斉に打ち水を行い(10時、正午、2時)、日本文化や浴衣の魅力を世界に向けて発信する試みも。
金メダリスト講演
同店2階会議室では講演会「自転車競技を100倍楽しむ方法を教えます」を実施。11時からと正午からの2回、各45分間。定員は各回80人。市内在住、マスターズ世界選手権金メダリストの和地(わち)恵美氏が講師となり、自身の体験談と重ねて自転車競技の楽しさ、魅力的な選手や大会の見どころを紹介してくれる。実は鶴川第四小学校で副校長を務める和地氏。2017年度までは小山中央小で教鞭を執っており、「この地域の盛り上がりは素敵です。地元で世界のレベルを見られるまたとないチャンス。自転車競技を身近に感じて、楽しんで観戦してもらえるよう案内したい。子どもたちにも将来、オリンピックが行われた町と誇りに思ってもらえるはず」と話す。
同イベント企画委員長の佐藤通氏は「世界大会を楽しむギャラリーの受け皿として、地元の異なる3団体が協力して企画しました。人々の印象に強く残り、この関係性で、長期的に人が訪れる観光・町づくりに発展していければ」と語った。
世界レベルが集結
テストイベント「READY STEADY TOKYO─自転車競技ロード」は、武蔵野の森公園(東京都)から多摩市、八王子市などを通り、市内堺地区を抜け、ゴールの富士スピードウェイ(静岡県)をめざす約190Kmのコースで実施。競技運営及び大会運営の能力を高めることが目的で、富士山麓方面を一部省略する以外は本番と同じルートを使用する。参加国は最大24カ国120人が出場。実施は男子のみ。
現在、日本や世界ランキング1位のベルギーを始め、フランスやイタリアなどロードレースの強豪国を多く含むナショナルチームが12チームと、国内外コンチネンタルチーム10チームの計22チームが参戦を予定。
スタートは正午。市内には0時40分頃から1時20分頃を通過すると見込まれる。通過の約1時間前から通過後約30分は交通規制が行われる。
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