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公開日:2021.08.26

成瀬台の前島さん
安全なまちづくりに尽力
建築・住まいの相談窓口開設

  • 「公平公正な立場でサポートしていきたい」と前島さん

    「公平公正な立場でサポートしていきたい」と前島さん

 建築とまちづくりの専門家が集まるNPO法人顧問建築家機構(森野)の代表理事を務める成瀬台在住の前島正光さん(80)。安全で安心して生活できるまちづくりを目指し、アドバイザー組織として人々の暮らしをサポートしている。9月1日の「防災の日」を前に、市内の地盤や土地選び、家づくりに関する総合的な対策について話を聞いた。



 大手建築設計事務所で一級建築士として建築設計に従事し、定年後に「自分の経験を生かして地域社会に貢献したい」と2003年に同法人を設立した前島さん。建築分野の専門性に富んだ24人の会員が所属し、これまでに行った市独自の簡易耐震診断の実績は2500件を超える。



市内における注意点



 今までにない巨大な災害が増える中、市内におけるリスクを2つを上げた。「町田は多摩から相模原(相模川)に向けて土地が下がっていて、がけ地や傾斜地が多いのが特徴」。斜面を開拓してひな壇状に建つような住宅地は建物の耐久性だけでなく、造成地の老朽化にも気を付けてほしいと話す。土壌から水が抜けずに水分を含んだ斜面は、地滑りを起こす危険性も高い。また、傾斜地においては風に対する備えも忘れてはならない要素の一つだという。



 もう一点が河川について。「市内を流れる川は近年整備が進んでいるが、降水量が年々増える現状を考えるとしっかり対策だけはしておいた方がよい」と助言する。社会全体としての問題でもあり個人でできることは限られるが、意識だけでもしておくことの大切さを説く。防災の観点からは自分たちが住むエリアの避難場所を確認したり、日ごろから近隣の住民たちとのコミュニケーションを密にするなど、やっておくべきことはたくさんある。



風通しと日当たり



 住む場所を探すときに外観や交通の便などを考慮する人は多いが、生活を送る住まいにとって大事なのは風通しと日当たりだと提言。建物にとって良いだけでなく、そこに暮らす人の精神面にも大きな影響を及ぼすからだ。「住まいは洋服と同じ。自分の体(ライフスタイル)に合った家は長い人生を快適に過ごすために必要不可欠なもの」。これから土地や住宅を購入しようと考えている人も気軽に相談してほしいと持ち掛ける。「情報が氾濫している時代。土地や建物などについて本当に必要な正しい判断をする上で、私たちがサポートして良かったと思っていただけることを大切にしています」



 (問)同法人【電話】042・723・6866

 

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