隠れ家食堂/町田餃子商店の店主で町田キッチンカー協会の会長を務める 内田 大輔さん 金森在住 47歳
子どもたちの目を輝かせたい
○…市内のイベントなのに「よそからの業者ばかりで町田市のものがない」という声を聞き、それならと5年前に協会を立ち上げた。市が支援し市民主導で行う「まちだ○ごと大作戦」の認定団体になり、現在は市内の店舗や個人による40台ほどが登録。役割はイベントとキッチンカーのマッチングだ。「クレープでもご飯ものでも何でもご要望に応じて用意できる」と胸を張る。自身はお祭りやFC町田ゼルビアのホーム戦でベーコン串を売ったりしている。
○…神奈川県藤沢市で生まれ育つ。高校時代はガソリンスタンドでのアルバイトに明け暮れた。「バイクや車が好きだったからね。まさかキッチンカーに乗ることになるとは思いもしなかったけど」と笑う。22歳でスーパー三和に就職。1時間半の電車通勤が耐えられず、町田に引っ越してきた。精肉売場のチーフを務めるも「社長になりたい」と29歳で独立。好きな飲食、それもキッチンカー業界に飛び込んだ。
○…仕込みの拠点として町田木曽団地名店会で居酒屋を経営。コロナ禍で大打撃を受けたが、持ち帰り餃子の販売店に業態変更。タレのいらない餃子がオンラインサイトでヒットし、朝の情報番組やバラエティーでも紹介された。市の名産品やふるさと納税の返礼品にも名を連ねている。
○…「○ごと―」の継続事業として現在は小学校で映画の屋外上映会を開こうと奔走。大型プロジェクターも購入し、デモ投影を重ねている。隣県の映画祭で目の当たりにした、子どたちが目を輝かす様が忘れられないという。「祭りのない地区では外での飲食って貴重でしょ。全ての小学校で上映会を開き、色々なキッチンカーを出店するのが夢」と語る。一男二女の父。休日が仕事なのでオフがないのが悩み。
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5月16日