戻る

町田 トップニュース社会

公開日:2024.01.01

新春特集
特殊詐欺「電話に出ないで」
町田警察署 川崎和己署長インタビュー

  • インタビューに答えた川崎署長

    インタビューに答えた川崎署長

  • 特殊詐欺「電話に出ないで」 (写真2)

  • 特殊詐欺「電話に出ないで」 (写真3)

 電話などを用いて不特定多数から金銭をだまし取る特殊詐欺の被害が町田警察署管内で拡大しており、注意が必要だ。現在増えている被害と手口、有効な対策について、川崎和己署長に話を聞いた。


◇ ◇ ◇ ◇

――昨年横行した手口はどのようなものですか?

 「管内で一番多かったのはオレオレ詐欺。子や孫などを装い、事件や事故に対する示談金などを名目に金銭などをだまし取る手口です。怪しいと思いつつも、『家族と声が似ている』という理由で騙されてしまうケースが後を絶ちません。最近では、病院の職員を名乗る者から電話があり、『○○さん(家族のお名前)は喉の病気で声が違う』などと説明した上で、医師・家族などを名乗る者が次々と電話をかけ、多額の金銭を要求するなど手口が巧妙化しています」

 「市や銀行職員を名乗った還付金詐欺も増加傾向でした。電話をつないだままにして周囲に相談できない環境を作り、人目につきにくいコンビニのATMなどに誘導。『識別番号です』などと説明し無意識に高額の金銭を犯人側に振り込ませる手口も目立っていました。『STOP!ATMでの携帯電話』を引き続きお願いします」

 「高齢者だけでなく若者も騙される『サポート詐欺』も多かった。『ウイルス感染したパソコンを復旧する』との名目で電子マネーの購入を電話で促されるものです。流れる警告音に慌てず、まずはパソコンを再起動をしましょう」

――管内での特殊詐欺による被害状況は?

 「昨年の被害件数は111件で、被害額は約4億980万円(昨年12月7日時点)と、前年よりも大幅に増えています。町田署としても対策を強化していますが、一人ひとりに今の手口を理解してもらい、身近な脅威として捉えてもらう必要があります。今年はより一層の周知徹底に努めていきたいです」

 ――被害に遭わないための対策は?

 「『電話に出ない』ことが一番。電話でお金の話は全部嘘と思って対応したほうが良いです。『電話につい出てしまった』という方が思わぬ形で被害にあうことも多いので、留守番電話設定をしておき、吹き込まれた内容をしっかり確認するクセをつけましょう。留守電にしたら相手に悪い、失礼になるかも...と言う方を見かけますが、詐欺の犯人はその人情につけこんできます。自分が騙されるわけないと思い込むことにも注意が必要です」

 「高齢者を被害から守れるのは、子や孫世代のみなさん。他人事と思わず、日頃から家族内でコミュニケーションをとり、特殊詐欺に対する意識づけすることが被害を防ぐ第一歩になります」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

町田 トップニュースの新着記事

町田 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS