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八王子山の会が60周年 異なる趣向 認め合い継続 

文化

掲載号:2019年8月8日号

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八王子山の会登山時の様子=提供写真
八王子山の会登山時の様子=提供写真

 八王子市山岳連盟に所属する「八王子山の会」が今年、創立60周年を迎えた。山岳ブームの到来時に発足し「会の分裂」などを経験しながら今も50人以上の会員数で、年間150回以上の山行をする。同会、同連盟の会長を兼ねる熊谷博さん(71・諏訪町在住)は「山に感謝。山は人間形成の場でもあります」と話す。10月に妙高高原で記念山行をする。

10月に記念山行 「次世代へ」

 発足は1959年(昭和34)。連盟7団体で最も古い。当時、同様の会ではリーダーが実権を握り、ずっとその地位に留まることが多かったそう。「うちの創設者は『それは違う』『みんなで切磋琢磨して登ろう』と。それで会を作ったようです」と熊谷さんは話す。

 現在30代から80代まで、会員数は51人。山登りはしなくなったがイベントには集まる会友は14人いる。山行数は年間150回ほどで、これらの数字は同連盟所属の会の中では多い方。3000m級の冬山も登る「そこそこハード」な活動をしており、高尾山には山荘を所有する。

自然、人を大切に

 会員数は多いときで100人を超えたが、30人まで減ったこともある。25年ほど前には3つあったグループのうち、ベテランが集まるグループが独立した。60年の中では大きな事故を経験したこともある。「冬山を登る人もいればハイキングだけの人もいる。趣向は違う。ただお互いが認め合っている。それがうちの良さ」。熊谷さんは会が続く理由をそう推測する。今後については「誰もが楽しめる会でありたい。自然を大切に、人を大切に。会員にとって人生の拠り所になれば」と期待を寄せる。

 会では60周年を祝い10月、妙高高原、斑尾高原での記念山行を企画している。副会長の元木義隆さん(72)は、「なかには高齢化などで消滅してしまう会もある。我々には大先輩が築いてきた歴史がある。これから次世代へ引き継いでいかないと」と、60周年をきっかけに改めて決意した。

11日は「山の日」

 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する――。そんな趣旨で制定された「山の日」(8月11日)は今年、6年目を迎える。「山は登るためだけの所ではありません。山を舞台として自然を敬いながら人づくりをするための場でもあると思います」と熊谷さんは語る。

 なお山の事故については「7割が『単独』と聞きます。防止のためにグループで」と呼び掛けた。

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