大和警察署長に着任した 池田 光夫さん 警視正 58歳
世のため、人のために動く
○…3月11日付で大和警察署長に着任。「警察官一人ひとりが、世のため、人のために動ける警察署でありたい」と意気込みを語る。県下でも事件、事故が多い大和・綾瀬地域。特に犯罪に巻き込まれやすい高齢者やこども、女性などを守り、交通事故や振り込め詐欺、非行といった住民の「身近な不安」へ対処していく。「治安の良さはまちの財産。まっすぐ安全に暮らせるよう力を尽くしていきたい」
〇…前任は、警察庁刑事局捜査第一課の特殊事件捜査室の理事官。全国の誘拐や殺人事件などで辣腕を振るってきた。自身で「異色の警察人生」と振り返る通り、大学卒業後に警察官になり、刑事畑を歩んできたが40代で突如、広報に配属。「記者相手にひと筋縄ではいかない苦労もあったが、自分の声の先には市民がいる」とパイプ役として尽力。その手腕を買われ、県議会の担当連絡官も担当した。一方、鑑識課で鑑識官と、15頭の警察犬を取り仕切り証拠捜査も経験。55歳で藤沢北署長に抜擢された。「様々な経験が自分を活かし、今に繋げてくれている。感謝したい」
〇…横浜市出身。子どもの頃から勉強よりもスポーツ派。中学ではバスケ部に入部し、明るい性格でチームの盛り上げ役としても活躍。高校、大学でも続け、全国の舞台で戦った事も。「練習が厳しくても、遊びは絶対忘れない」と大学時代はディスコに繰り出し青春も満喫。バスケを通じた仲間たちは現在もかけがえのない友人だ。「ただの少年、いや中年に戻れる貴重な時間」と表情を和らげる。
〇…『鬼平犯科帳』の大ファン。厳しく、温かく、市井を愛する主人公に心酔し、時間があれば八丁堀など「聖地巡り」も欠かせないという。趣味は自己流の男料理。「ヘルシー料理も極めたい」と日々挑戦中。今は単身赴任中だが、心の支えは妻と二人の娘と愛犬。「自分の家族が住んでいると思い、このまちを愛したい」と微笑んだ。
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