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厚木・愛川・清川 文化

公開日:2025.02.07

立春を新酒で祝う
黄金井酒造で「朝搾り」

  • 午前2時から始まった瓶詰め作業(黄金井酒造提供)

  • 新酒を手にする望月商店の望月太郎社長

 市内七沢の黄金井酒造で2月3日、立春の日に合わせて搾りあがったばかりの日本酒を、その日のうちに届ける「立春朝搾り」が行われた。

 立春朝搾りは、春の始まりとなる立春を生まれたての新酒で祝おうと日本名門酒会が企画。全国41の蔵が参加し、神奈川県内では黄金井酒造が参加した。

 黄金井酒造では、立春朝搾りのために昨年12月から仕込みを開始。「仕上がる日が2月3日と決まっている日本酒造りは大変難しく、気の休まらない仕込みでした」と同酒造の黄金井陽介専務は話す。

 当日は午前2時ごろから瓶詰め作業が始まり、7時前には専用のラベルを貼った立春朝搾りが蔵に並んだ。その後、大山阿夫利神社の神職により無病息災・家内安全・商売繁盛の祈祷が行われ、集まった酒販店が新酒を持ち帰り販売された。黄金井専務は「初めての試みだったので、楽しみもあり不安もあります。今後も様々な取り組みをしていきたい」と話した。

 取り扱い酒販店の一つとなる市内旭町の望月商店では、立春朝搾りは予約で完売するほどの人気。予約客が店舗を訪れ、朝搾りを手にした。

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