でこぼこ道の子育て記 24.リハビリデイとお弁当一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛
―現在の連載は10年ほど前、子どもたちがまだ小さい頃、介護をしていたときの経験を書いたものです―
初めて利用したデイサービスは義父には合わず2回で断念。行くのをやめてからは元気を取り戻したのですが、寒くなると外に出ず家でゴロゴロ…。体力も落ちるし、家族以外の人との接点がなくなり病気の進行をより早めてしまうのでは―と不安がありました。
そんな時、ケアマネジャーさんが「リハビリを中心としたデイサービスはどう?」と提案してくれました。リハビリ??と初めは首をかしげましたが、いざ見学に行ってみると、納得! 高齢の方だけでなく、身体が不自由な方がリハビリを受けたり体を動かしたりできる、ちょっとしたトレーニングジムのようなところでした。しかも利用は原則、午前か午後のどちらか。その後、一緒に見学に行き、説明を受けた上で、ここへ通うことを快諾してくれた時は心からホッとしました。嫌々ではなく、義父が自分から、「ここへ通ってみよう」そう思って決めてくれたことが本当に嬉しかった。すぐに利用を開始すると週2回、朝8時半にお迎えが来て昼食を食べて帰ってくる、というサイクルが定着しました。昼食に仕出し弁当を注文することもできましたが、義父の希望で私が作ったお弁当を持っていくことに。なのでリハビリの日は、夫と子どもたち、そして義父の分と、4つのお弁当をせっせと作りました。大した中身ではありませんでしたが、義父は毎回「美味しかった」と残さず綺麗に完食。このたくさんのお弁当作りも、今では懐かしい思い出です。
-次回に続く
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