アーティストが一定期間ある土地に滞在し、常時とは異なる環境で作品制作やリサーチ活動を行う「アーティスト・イン・レジデンス」。市内では横須賀市が田浦泉町で行っている事業「アーティスト村(HIRAKU)」があるが、上町商店街の一角にあるギャラリースペース「ヨコスカアートセンター」もこのコンセプトを取り入れた取り組みを始める。
名古屋を拠点に活動する長谷部勇人さんが汐入から逸見地区にかけて広がる谷戸をテーマに、度々現地を訪れて制作した作品を展示。点在する家屋と入り組んだ道をハチの巣に重ね、芦名の養蜂園から譲り受けた蜜蝋を使ってエレキギターや谷戸の地図を”巣”に見立てた平面アート、長谷部さんが取材した谷戸地区在住の女性を基にした彫刻などを手掛けた。また制作活動を追った映像作品も上映される。
企画者で同スペース代表の越中正人さんは「市外のアーティストから見た横須賀を作品で表現してもらい、市民に見てもらうことでこれまで当たり前だった風景や事柄への視点を変え、見落としていた魅力に気付くきっかけになれば」と話す。
会期は1月13日(木)から3月25日(金)までの第2・4木金土曜。午前10時30分から午後7時30分。入場無料。(問)【電話】046・876・9272
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