横浜市金沢区の横浜こどもホスピス「うみとそらのおうち」で花火を打ち上げようと、湘南学院高校所属の「湘南学院Night Flowers」が企画の準備を進めている。6月26日から3日間は同校校内で支援を求める募金活動を行った。
こどもホスピスとは、重い病気を抱え、治療や療養中心の生活を送る子どもたちとその家族のための施設。イギリスを発祥とし、日本国内ではまだ認知度が低いとされている。
同グループ代表の佐藤結茉さん(佐原在住)は昨年9月、同所にメリーゴーランドが設置された企画をきっかけに、「花火を打ち上げて子どもたちを喜ばせたい」と思うようになったという。今年2月に同級生を誘いNight Flowersを結成した。
実現に向け5月25日から1カ月間クラウドファンディング(CF)を実施。打ち上げなどにかかる費用60万円を上回る85万円の支援を獲得した。
佐藤さんは「こどもホスピスの存在を知ってもらい、多くの人に支援をしてもらえたら。病気と闘う子どもたちや一緒に頑張っている家族、医療従事者の方々に笑顔で幸せになってほしい」と開催の意図を語った。
CFを達成した現在では新たに「子どもたちに遊園地を体験させてあげたい」という目標を掲げ、会場に入場ゲートを設けるなど装飾にも力を入れていく計画。「こどもホスピスで過ごす子どもたちの多くは遊園地に行くことも難しい子が多い。直接体験することは叶わなくても、本物さながらの遊園地体験をして思い出を作ってもらえたら」と新たな目標の達成へ向け意気込みを語った。
打ち上げ花火は同ホスピスで9月2日(土)に約10分間実施予定。
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