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公開日:2026.05.29
e-スポーツ 普及に学生が団体設立 指導者不足に救いの一手
横須賀市が街の新たな文化づくりとして推進する「Yokosukae-Sports Project」から、eスポーツの普及を牽引する新たな担い手が誕生した。同プロジェクトを通じて活動してきた学生が「YokosukaeGeneration」(YeG)を設立したもので、市と連携しながら「eスポーツ」を通じた地域コミュニティの形成や次世代育成に取り組んでいく。
市は、コンピューターゲームを競技と捉えるeスポーツを、年齢や障害の有無を問わないコミュニケーションツールやICT教育の実践の場と位置づけ、2019年から普及を推進している。その施策の一環として市内の高校へ導入を働きかけた結果、現在は5校で部活動として取り組む動きが広がっている。
こうした環境でeスポーツに出会い、活動に励んできた卒業生ら5人が立ち上げたのがYeGだ。「横須賀からeスポーツの世界で活躍する若者を輩出すること」を目標に掲げ、最初の試みとして5月25日、県立海洋科学高校(横須賀市長坂)の情報通信クラブを訪問。部員にコーチングを実施した。
背景にあるのは、歴史が浅いeスポーツゆえの指導者不足。同クラブの部員らはこれまで、互いに相談しあったり、動画サイトからプレーの"コツ"を閲覧したりするなど、独学で学ばざるを得なかった。この日、マンツーマンでマウス操作やキーボード配置などの指導を受けた部員の佐々木幹太(もとひろ)さん(2年)は、「役立つ助言が多く、指導してもらえることのありがたさを感じた」と興奮気味に語った。
同クラブ顧問の中里優風さんは「一般的な部活動と異なり、教員の中に経験者がおらず指導に苦慮していた。今後はしっかりしたコーチングを受けられることで部活の質が高まり、生徒の技術向上につながるはず」と期待を寄せる。
コーチングは無償
eスポーツの指導を有料で提供するサービスもあるなか、同団体のコーチングは無償。代表の佐藤翔さん=人物風土記で紹介=は、「今は学生に興味をもってもらうことが最優先」と語り、今後は大会運営などで事業化を図る方針だという。
学生主体の新団体設立について、市観光課の関山篤さんは「eスポーツを市の文化として根付かせる上で、学生の主体的な動きは非常にありがたい」と話した。
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