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公開日:2026.07.17
県横工重松さん 「推し」が注意 スマホ依存 大学生らとアプリ共同開発
神奈川県立横須賀工業高校機械科3年の重松飛燕(ひえん)さんが、スマートフォンの使い過ぎを防ぐアプリの開発に取り組んでいる。利用時間を設定し、その時間を超過すると画面内に自分の好きなキャラクターが現れて注意してくれるユニークな設計。「スマホ依存」という現代人が抱える課題に高校生エンジニアが挑む。
アプリの名称は「推しかり!」。スマホの利用時間を制限する仕組みはこれまでも存在しているが、「どれも強制的で味気ない」と重松さん。自分が応援するなじみのキャラクターが、感情豊かな声で注意を促し、制限時間を守れた場合は褒めてくれる機能を実装することで「自発的な行動に繋がる」と技術開発を主導した。
着手のきっかけは高校2年生の春。オンラインで知り合った岡山県の大学生グループが、「推しかり!」のアイデアを考案してビジネス化を模索する中で、ITスキルを見込まれた重松さんが実際に形にする唯一のエンジニアとして事業に参画した。
幼少期からモノづくりに興味があり、中学生なってプログラミングを学び始めたという重松さん。アプリの開発はAIを用いて独学で習得したという。グループのメンバーから寄せられる「こんな機能が欲しい」という漠然としたアイデアを聞き取り、具現化していく試行錯誤を繰り返して、先ごろパイロット版を完成させた。「AIに細かく指示を出してプログラムを組んでいく。要望をシステムに落とし込むための言語化が難しいが、一連の開発作業を通じてその能力が鍛えられた」と笑顔で答えた。
普段の学校では生徒会長を務め、進学のための受験勉強に励む日々。在籍する科とプログラミングは直接的な関係はないと言うが、「溶接の実習で綺麗に仕上げるために集中すると、息をするのも忘れてしまう。集中力のコントロールがアプリ開発などに役立っている」と話した。
商品化を目指す「推しかり!」は、完成の状態に近づいており、大学生グループとこれから最終調整に入る。「高校在学中にリリースしたい」と意気込む重松さん。卒業後は大学の情報系の学部への進学を希望。「起業を考えており、想像を形にする人であり続けたい」と未来を見据える。
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