〜新春寄稿〜 神奈川県議会議員 近藤だいすけ 愛する逗子葉山の未来のために
新年の幕開け、逗子市と葉山町で1人しか選出されない県議会議員であることを自覚し、地域と県が連携し、まちづくりが進むよう邁進します。
3千以上ある県事業の中で、本年に近藤が注目する重点施策をお示しし、県政報告といたします。
未来をひらく自治体協力
消防やごみ処理など各自治体で行っている業務の一部を近隣自体が相互協力することで、コスト削減や行政サービスの向上が期待できます。本年には逗子市・葉山町の可燃ごみの共同処理がスタートします。安心・安全のための救急医療の充実や雇用・増収にもつながる観光振興なども自治体協力し、持続可能な自治体運営を構築します。
総合的病院開設よる地域医療の充実
逗子市は総合的病院を誘致し、平成32年度の開業を目指しています。高齢化に伴う医療介護ニーズの増大、2次救急を他自治体に委ねる現状からも総合的病院はこれまで以上に必要とされています。逗子市を含む横須賀・三浦医療圏では現在175床が不足していますが、市は最終的に300床の病院を目指しています。県保健医療計画が平成30年度に改定されることから、病床をいかに確保するかが地元県議の私に課せられています。
逗葉新道の無料化にむけて
逗葉新道の無料化と逗子葉山をつなぐ三浦半島中央道路の早期延伸について黒岩知事を質しました。逗葉新道は無料化を前提に整備されていませんが、県政史上初めて知事が無料化にふれ、三浦半島中央道路の逗子葉山区間の開通に合わせるなどと言及しました。本年度予算には中央道路整備の地質調査や測量費が計上され事業着手に向け前進しています。両道は脆弱な三浦半島の道路網を改善し、災害時には重要な避難経路になることからも実現を急ぎます。
電力の地産地消で脱原発社会
昨年から電力小売の全面自由化が始まりました。県内の再生可能エネルギーからできる限り多くの電力を調達し、割安に供給できる体制を構築すべきです。世界第3位のポテンシャルを持つ海洋エネルギーの利用と県流域下水道から年20万トン排出される下水汚泥のバイオマス発電導入について知事を質し、新プロジェクトが始まることになりました。県は2030年までに消費電力の45%を再生可能エネルギーにする目標を掲げており一層の普及を目指します。
東京五輪・パラリンピックに向けて
セーリング競技会場となる江の島ヨットハーバーの約千艇の船の移動などが課題とされていますが、その一部を葉山港に移す整備方針が決定されました。江ノ島大橋の3車線化やオリンピックメディアセンター整備なども本年に着工されます。県施設である両港を五輪後も県民に愛されるセーリング拠点としていきます。
住民のいのちを守る
生活の原点は「安全安心」な社会。最悪の被害が見込まれる「大正型関東地震」が発生すると逗子葉山は震度7の激震と10m以上の津波に襲われることが県地震防災戦略で想定されています。逗子葉山で約2300人の死傷者が想定されていることから県の支援を最大限に利用し、市町とともに対策強化を急ぎます。
神奈川県議会議員 近藤大輔
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