〜新春寄稿〜 神奈川県議会議員 近藤だいすけ 持続可能なまち・逗子葉山へ
新年の幕開け、逗子市と葉山町で一人しか選出されない県議会議員であることを自覚し、地域と県が連携してまちづくりが進むよう邁進します。
人口減少や少子高齢化など私たちのまちを取り巻く環境が変化する中、いかに持続可能なまちを創り上げていくかが問われています。
県財政は深刻な財源不足
平成31年度の予算編成にあたり、県財政は現段階で600億円の財源不足が見込まれています。良好な企業収益を反映して税収増となるも、実質的に当該年度の歳入で歳出を賄えない危機的な状況です。急速な高齢化による医療・介護費用や、高度経済成長期に作った公共施設の維持管理費用の増大が原因です。特に、この維持管理費用について県は、30年間で3兆円と概算。1年間に平均化すると1千億円(現在=700億円)にのぼります。施設の長寿命化や統廃合にあわせ高度化を進め、経費の削減と質の向上を両立します。
「SDGs」を合言葉に!
キーワードは国連で決定した持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」です。環境問題や貧困、ジェンダー差別の解消など、17の大きな目標を掲げています。自治体でも目標に位置付けるべきと提案を続けた結果、神奈川は都道府県で唯一のモデル自治体に選ばれました。
大切な海と山を次世代に
逗子葉山の大切な財産である豊かな自然。特に海岸は地域の魅力を創出する資源でもあります。しかし近年、海岸浸食が問題化。コンクリートによる護岸ではなく、ダムの堆積砂などで砂浜を復元する養浜対策の強化を求め、事業継続が決定されました。
また近年、イノシシが二子山地区で急増しています。深刻な事態の解決を求め、県鳥獣被害対策支援センターが葉山町を重点対策地区に選定。新型の箱わなを設置するなど対策を進めています。これ以上生息数を増やさないよう、県と市町が一丸となって取組みます。
自治体電力で財源確保!
「みやまスマートエネルギー(株)」の磯部達社長を招いたタウンミーティン グは満席となり、関心の高さが伺えました。同社は福岡県みやま市が一部出資し、小売り電力事業の収入によって【1】住民サービスのアップ【2】雇用の創出【3】地域経済の活性化などに取組んでいます。これからの自治体運営には新たな安定財源の創出が不可欠です。愛する逗子葉山が「持続可能なまち」になるよう、これからも尽力します。
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