競泳の日本選手権が4月11日から14日にかけ、新潟県長岡市で開かれ、日本大学藤沢高校の五十嵐千尋さん(横浜サクラ)が、200mと400m自由形で優勝を果たした。初舞台で2冠を達成した。
北島康介選手や入江陵介選手など五輪メダリストが顔を揃えた同大会。五十嵐さんは、大舞台で快挙を成し遂げた。
大会初日に行われた400m自由形で、4分10秒67を記録し優勝。続いて2日目に行われた200m自由形では、ロンドン五輪のメドレーリレー銅メダルの上田春佳選手を最後の50mで逆転。1分59秒50のタイムで表彰台の中央に立った。
今回は、昨年のロンドン五輪で代表になれなかった悔しさを胸に挑んだ大会だった。7月にスペインで開かれる世界選手権の代表選考も兼ねた大会に「代表入りに懸けていた」と強い気持ちで泳ぎきった。
五十嵐さんは「大きな舞台で勝てたことは素直に嬉しい。でも、目指していたタイムではなかったことが悔しい」と気持ちを表す。
狙っていた高校新記録は出せなかったが、世界選手権へはリレーメンバーで代表入りが決まった。「これからが本番」と五十嵐さん。更なる成長に期待が高まる。
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