六会小学校3年生の伊藤諒(まこと)君の作製した「貯金箱ザウルス」がこのほど、全国の小学生を対象とした「第40回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」で審査員特別賞を受賞した。同賞は大学教授や美術館館長などの審査員が特に印象に残った作品を選ぶ、主要賞のひとつ。
工作好きで1、2年時も応募していたという伊藤君は、初受賞の知らせに「びっくりしたけれど、頑張った甲斐があって嬉しい。家族や友達も喜んでくれた」と笑顔で語った。
作品は、伊藤君が「大きくて強そうなところが好き」というティラノサウルスをモチーフに、割り箸を主な材料として夏休みを使って作った貯金箱。箸の長さを厳密に調整し、実際に試しながら硬貨や紙幣の入れやすさを工夫するなど、細部まで丁寧に仕上げた。また肉食恐竜へのイメージを込めて、鮮やかな赤一色に仕上げたという。
「アイデア貯金箱コンクール」は、貯金箱の作製を通じて子どもたちの貯金への関心を育むことなどを目的に、40年にわたって開催されている。今回は全国1万1365小学校の83万2530人が参加し、学校代表として5万339点の作品が応募された。
審査員特別賞は、特に優れた作品が各学年から1点ずつ選ばれる「文部科学大臣賞」「ゆうちょ銀行賞」「ゆうびんきょく賞」の3賞に次ぐ賞。このほか、「地域特別賞」13点と「すてきなデザイン・アイデア賞」219点を合わせた253点が入賞作品となる。
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