江ノ電グループの江ノ電エリアサービスは、18日から江ノ電藤沢駅など3駅でスマートフォンなどモバイル端末の充電ができるシェアリングサービスを開始した。持ち運び可能な充電器を一定時間有料で貸与。快適な観光や沿線での日常生活を後押しする。
設置したのは「INFORICH」(本社・東京都渋谷区)が提供する「ChargeSPOT(チャージスポット)」。高さ約150cm×幅約60cmの大型ディスプレイに充電器が差し込まれており、利用者は専用アプリをダウンロードし、必要な手続きをするとレンタルすることができる。
移動手段や食事の情報収集など、今やスマートフォンは観光の場面でも欠かせない。同サービスはコンビニエンスストアやドラッグストアなど市内だけでも数十カ所に設置されており、どこでも返却が可能。
「充電が切れると観光も”止まって”しまうが、必要なときに充電できれば観光や生活の質が上がる」と同電鉄担当者。また、震度6以上の地震が発生した際は一定期間無償提供し、緊急時の連絡手段や情報収集に役立ててもらう。
当面は藤沢駅(改札横)と江ノ島駅(券売機前広場)、鎌倉駅(エキナカショップ店内)に設置。今後は観光集客がある駅や同電鉄が管理する観光施設などでも導入を検討するという。
料金は最初の1時間未満で150円、48時間まで300円。その後150円で使用できる。
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