藤沢 社会
公開日:2026.07.03
「湘南といえば藤沢」浸透へ 藤沢市観光協会 堀一久氏インタビュー
(公社)藤沢市観光協会は先ごろ、第11代会長に堀一久氏(60)を選任した。堀氏は(株)新江ノ島水族館の代表取締役社長で、これまで約20年にわたり同協会の理事も務めてきた。新会長としての抱負や今後力を入れる取り組みについて話を聞いた。(聞き手は下井田実梨)
――就任時の心境は。
「前会長は柔軟性と藤沢への愛情を持って新しいことに取り組んでいた。踏襲しながら自分としては何ができるか考えていきたい。藤沢市は出身ではないが、母の仕事に合わせて子どもの頃から訪れていた場所。客観的な視点を生かし、観光客に楽しんでもらえるように尽くしていく」
――一昨年、昨年は連続で年間観光客数2000万人を突破しました。
「身の引き締まる思い。特に年間を通じた誘客は長年の課題だった。昨年は夏以外も安定して四半期で約400万人が訪れており四季を通じて楽しい場所という認識が定着してきたと感じる。江の島だけでなく、『湘南といえば藤沢』という機運を高め、さらに客数を伸ばしていきたい」
――北部エリアの観光振興については。
「初めてえびね・やまゆり園(遠藤)を訪れた時、市内にこんなに緑豊かな場所があるのかと感動した。協会としては、点ではなく線でエリアを結ぶ『体験型』の取り組みを考えていきたい。果樹園や湘南みやじ豚、いすゞプラザなど、海と共に北部を楽しめるツアーなどを企画できたら」
――今後の課題と解決に向けた取り組みを教えてください。
「宿泊客の少なさは課題の一つ。宿泊する人が増えればさらに発展するはず。協会と市が一体となって取り組むために相互理解を深め、規制の緩和やホテルの誘致などで夜間の滞在を促したい」
――新会長として取り組みたいことは。
「デザインの意識付けをすること。特に片瀬江ノ島駅前の広場では、同じくロマンスカーの終着駅である箱根湯本駅のように『観光地に来た』というワクワク感を提供したい。看板やポスター一つ一つに至るまで、訪れてくれた人をお出迎えする空間演出にこだわって整備を進めたい」
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