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公開日:2021.01.08

藤沢市
成人式 オンライン配信に
感染リスク考慮 代替の場検討へ

  • 複雑な表情で市の説明を聞く実行委メンバーら(=5日、朝日町)

    複雑な表情で市の説明を聞く実行委メンバーら(=5日、朝日町)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で緊急事態宣言の発令が見込まれる中、藤沢市は5日、11日に予定されていた成人式をオンライン配信に切り替えると発表した。市は感染リスクなどを考慮した「総合的な判断」としており、今後、収束後に新成人が集まれる代替の場を検討する。新成人からは目前に迫った晴れ舞台の白紙化に、落胆の色が広がった。

 市は当初、検温や名簿管理など感染対策を行った上で、藤沢市民会館を会場に3部制で開催する予定だった。

 10月末現在の対象者数は4353人。昨年の式典参加率は62・4%で市は昨年同様2700人程度の参加を見込む。

 式典開催を巡っては、自治体ごとに判断が委ねられており、県内では横浜、川崎、相模原の3政令市が開催を予定。一方、近隣の茅ヶ崎、平塚、鎌倉市などが会場開催を中止、横須賀や海老名市は延期を決めるなど対応が分かれる。

 オンライン配信への切り替えについて、藤沢市幹部は「医療崩壊は何としても防がねばならず、開催した場合、式典前後での飲食やその後の家庭内感染のリスクが払しょくできない。苦渋の決断」と苦しい胸の内を明かす。感染状況次第では視野に入れていたオンライン配信に切り替え、コロナ収束後に改めて新成人が集まれる機会を設けることにした。

 成人の日は鈴木恒夫市長や2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏のメッセージなどを配信予定。その他詳細は新成人から成る実行委の意見を踏まえながら検討していくという。

落胆も前を向き

 「振袖を着て(参加する)というのは無理ってことですよね」

 5日、市青少年会館で市から感染状況を踏まえた決定の経緯を説明されると、成人式実行委員会の一人は無念さをにじませた。

 メンバーは13人。昨年8月から月1、2度会合を持ち、コロナ禍でも開催できる記念事業の検討を重ねてきた。例年の抽選会は取りやめ、吉野氏へのインタビューや地元高校書道部と和太鼓のライブパフォーマンスなどを計画。会場の入り口に飾る予定だったアーチも手作りした。

 実行委員長で大学2年生の高橋雄士朗さん(20)は「残念な気持ちが大きい」としつつ「皆が久々に会えるのが成人式の醍醐味なので、集まる機会があるのはうれしい。期間ができた分、できることが増えるかもしれない」と前を向く。

 副実行委員長で大学2年生の佐藤瑞恵さん(同)は「想像とは少し違うものになるかもしれないが、今後の企画にも携わりたい。皆が満足できるものを提供できたら」と話した。

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