神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
藤沢版 公開:2022年11月11日 エリアトップへ

SDGs実現へ地域連携 企業・団体・個人が情報交換

コミュニティ社会

公開:2022年11月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
活動紹介を通じ情報共有する参加者
活動紹介を通じ情報共有する参加者

 SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指し、藤沢や鎌倉などを拠点とする団体や個人が連携する組織「湘南SDGsネットワーク」のキックオフミーティングが4日、藤沢市役所で行われた。県や市を含むNPOや企業、学生団体など25団体と個人4人が参加。情報共有で連携を強め、目標達成に向けた動きを地域を挙げて促進していく狙いだ。

 組織発足は藤沢市市民活動推進センターの講座がきっかけ。NPOや行政、企業、大学、個人などが一緒になって、地域における「SDGsのネットワーク」を作り、目標の達成と地域を活性化する目的で、今年の8月1日に設立。今回の会合は、地域でSDGsに取り組む団体や個人を集め展望を共有し、交流やさらなる活動推進を促す狙いで初企画された。

 当日は、海の環境保全を行う「NPO法人湘南ビジョン研究所」の片山清宏理事長が講演。片瀬西浜・鵠沼海水浴場で昨年に初取得した海岸の国際環境認証「ブルーフラッグ」について「取得に必要な33項目の基準は、SDGsの17のゴール全てに関連している」と説明。「皆で地域共通の財産である美しい海を保とう」と呼び掛けた。

 続く活動報告の中で県と市は、多様な組織とパートナーシップを結び団体間のマッチングを行うなど、SDGsの達成に向けた活動を後押しする姿勢を示した。

 「Z世代」と呼ばれる若者による取り組みも紹介。鎌倉市を拠点に活動する「学生団体ニューコロンブス」が登壇し、謎解きイベントと絡めたビーチクリーンなどの活動を説明した。メンバーの吉田菜摘さん(大学4年)は「大人の今は子どもの未来。未来の自分に感謝される今を作っていきたい」と語った。

取り組み強化を

 最後に市民活動推進センター・SDGs推進アドバイザーの松村はるみさんが、地域の現状について説明。電力使用量やゴミ排出の目標との差異をグラフなどを用いて説明し「SDGsの達成期限まであと7年しかない」と、今後のさらなる取り組みとつながりの強化の必要性を訴え、参加者と展望を共有した。

 同組織では今後も定期的な会合や勉強会、団体間のコラボイベントなどで、地域のSDGs活動の推進を検討しているという。プロジェクトリーダーの五十嵐めぐみさん(45)は「まだ手探りだが、つながりを通じて相乗効果が生まれ、地域を挙げた大きな力になったら」と期待を寄せた。

藤沢版のトップニュース最新6

市歌が発車メロディーに

JR藤沢駅

市歌が発車メロディーに

10月1日から使用開始

9月6日

50年の歴史に幕

イトーヨーカドー藤沢店

50年の歴史に幕

来年1月13日に閉店へ

9月6日

「逃げる」選択できる社会へ

「逃げる」選択できる社会へ

自殺対策 学生団体訴え

8月30日

体育館に空調整備へ

藤沢市

体育館に空調整備へ

小中学校6校が対象

8月30日

藤沢丸ごと芸術の場に

藤沢丸ごと芸術の場に

「建物を持たない劇場」始動

8月23日

ダイビング拠点を整備

片瀬漁港

ダイビング拠点を整備

地域活性や藻場再生視野

8月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

藤沢版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月6日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook