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公開日:2026.07.17

鵠沼松が岡服部輝海さん 風を読み、目指す入賞 U-21ヨット世界選手権に挑む

  • 相棒とともにヨットを操る服部さん(右・本人提供)

    相棒とともにヨットを操る服部さん(右・本人提供)

 鵠沼松が岡在住で明治大学4年の服部輝海さんが、地中海に面したスペイン・メリリャで20日(月)から開催される「スナイプ級ジュニア世界選手権(21歳以下)」に日本代表として出場する。昨年12月の全日本ジュニア選手権などでの実績が評価され、日本スナイプ協会の推薦を得て大舞台への切符を手にした。

 2年に一度開かれる大会。世界各国から集まった53チーム(7月13日時点)が頂点を競い合う。

 服部さんが出場する「スナイプ級」は、2人乗り用ヨットで速さを競う種目。服部さんは主舵を握り、艇の進行方向を決める「ヘルムスマン」を担当し、帆の調整や船体のバランスを取りながらレースを組み立てる相棒「クルー」とペアで、世界の強豪に挑む。

 艇や帆の規格が厳格に定められた「ワンデザイン」のため、道具によるスピード差が出にくい。「だからこそ風を読み、他艇と駆け引きするレース戦略や技術の精度が勝敗を分ける。ヨットレースの面白さが詰まっている」と服部さん。国際スナイプ協会が掲げる理念「真剣なセーリング、そして本気で楽しむ」も魅力の一つといい、「レース中は極限の駆け引きがある一方、陸に上がれば年齢や国境を越えて交流が生まれる。初心者から五輪選手まで対等な文化がある」とも。

 服部さんは、ヨット愛好家の両親と2歳上の兄・陸太さんの影響を受け、小学2年から競技人生をスタート。「江の島ヨットクラブジュニア」の一員として、腕を磨いていった。横須賀学院高校時代には、1人乗り用競技「ILCA6(旧レーザーラジアル級)」でインターハイ王者にも輝いた。現在は葉山の海を拠点に練習に励む。

 「苦手なコンディションになると守りに入り、攻めきれないのが今の課題。毎日異なる風を見極め、どんな状況でも戦い抜きたい」と冷静に足元を見つめる。その上で、「しばらく日本勢は5位以内の入賞から遠ざかっている。果敢にチャレンジしたい。将来もずっと、ヨットに関わっていきたいから」。世界の舞台を見据え、力強く意気込みを語った。

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