藤沢 社会
公開日:2026.08.28
公設防災トイレ 現況は 簡易化や自動化に向け動き
全国各地で災害が起こるたびに注目されるトイレ事情。藤沢市では近年、防災トイレに関する個人への備えをホームページなどから啓発しているが、避難所への整備はどうなっているのか。市防災政策課に聞いた。
同課によると、市内で最大級の地震による避難者を10〜16万人と想定。市民センターや小中学校などに組み立て式トイレが536基、水がなくても使えるマンホールトイレが531カ所に設置されている。
その中で、組み立て式トイレは設営の手間がかかるものや老朽化しているものがあり、昨年度にはアルミフレームで組み立てがより簡易なトイレが81基導入されるなど、現在更新を行っている。またマンホールトイレは、排泄物を下水道管に直接流す「流下型」が2024年に鵠南小学校で4基導入され、今後も小中学校の改修に伴い設置を進める方針という。
そのほか市では今年度、電気で排泄物を1回ごとに特殊フィルムで熱圧着・密封し、衛生的に処理できる自動ラップ式トイレを全指定避難所に男女1基ずつ導入予定。国の災害登録車両制度の活用による他自治体との相互支援も見据え、今年度トイレカー2台の導入を決定している。
同課は「避難所の公助と各世帯の自助を合わせて行っていくことが重要」とし、今後も国の指針を見定めながら最大被害想定による設備を進めていくとしている。
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