清泉女学院中学高等学校音楽部と横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校合唱団が、9月27日、28日に行われた「第69回関東合唱コンクール」で金賞を受賞した。清泉女学院は中学部門同声で総合1位、高校部門Aで総合2位となり、10月25日、26日に岩手県で開かれる全国大会へ出場する。
清泉女学院
昨年も全国大会で優秀な成績を収めるなど、合唱の強豪として知られる清泉女学院の音楽部。「関東合唱コンクール」では高校生が「日本語の詞を大切に歌いたい」と高村光太郎作の「智恵子抄」を合唱曲にした「亡き人に」を自由曲に選択。中学生は「ウビカリタス」など宗教曲を中心に披露した。中学・高校ともに金賞となり、10月25日、26日に岩手県で行われる「全日本合唱コンクール」への出場が決定。大会に向けて、同部部員は熱のこもった練習を続けている。
さらにOGによる合唱団「La Pura Fuente」も同コンクールの室内合唱の部で金賞を獲得、総合1位となり、11月22日に香川県で開かれる全国大会へ駒を進めた。
強さの秘訣について、「中学生と高校生、OGが一緒に練習しているので、目標を身近に感じられることが上達につながっているのでは」と顧問の佐藤美紀子教諭。「中学・高校がそろって出場を決めるは珍しいこと。今回は初めてOGも全国大会へ進むので、『清泉ファミリー』の歌声が大舞台で響くことを楽しみにしています」と生徒らにエールを送った。
横国大附属中
横浜国大附属鎌倉中学校の合唱団は部活動ではなく2、3年生の有志で構成される。始業前や昼休み、部活動後の30分など限られた練習時間ながら、毎年コンクールで優秀な成績を残している。
今年の「関東合唱コンクール」では「梁塵秘抄KOYANAGI」などを披露し、中学部門混声で金賞を受賞。総合3位までに与えられる全国大会への出場権にはあと一歩、届かなかったものの、昨年の銀賞という成績を上回った。3年生で団長の田村優さんは「昨年を超えることができてうれしかったけれど、少し悔しさが残る」と大会を振り返った。
現在のメンバーでの舞台は、10月24日に校内で行われる合唱祭が最後となる。ラストステージに向け、3年生の幅早織さんは「先輩の姿に憧れて合唱団に入った。仲間と歌える時間が好きだったので、これで最後だと思うと少し淋しい。後輩たちには頑張って欲しい」と話した。
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